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【Updated 2022-04-18】 沖縄で盛り上がるシビックテックについて書いてみた!

今回は、どんどん盛り上がる沖縄のシビックテックコミュニティについて紹介したいと思います。まずは全体像把握としてどうぞ!
(Updated 2022-04-18)

最初に僕と沖縄との関係からです。
僕は2016年に沖縄でシビックテックの講演に呼んでいただきました。最初は年に1〜2度呼んでいただくレベルだったのですが、そのうちに沖縄の魅力と可能性を感じて2020年1月に自らの会社の支社を設立。現在は、月に8-10日ぐらいは沖縄です。僕自身も沖縄のシビックテックコミュニティに関わらせていただくことも増えました(ありがとうございます!)。

実は僕が拠点として活動する一般社団法人コード・フォー・カナザワ(Code for Kanazawa)はもっと前から沖縄のシビックテックと関わりがありました。それは、僕らの創った5374(ゴミナシ).jpを全国で最初にコピーして地域展開してくれたのが沖縄の石垣市と豊見城市の方だったんです!それがなんと2013年末。
この二つの事例がきっかけで、5374は全国に拡がり、今では130都市以上に移植されました。本当に感謝です。

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1. Code for Okinawa

上記の5374の開発をきっかけに沖縄にも2014年の早い段階でCode for Okinawaというシビックテックコミュニティが誕生します。全国的にも早いです!
幾つかの活動を経て、その後、活動休止状態が続き、2019年にリブート後、2020年の新型コロナ禍で感染者数を可視化するサイトの構築も手がけました。

現在の活動は少し静かな状態なのかな?

2. 一般社団法人沖縄オープンラボラトリ

僕が2016年に沖縄に来るきっかけを創っていただいた(一社)沖縄オープンラボラトリさんも精力的にシビックテックをサポートしています。

彼らがコミュニティ活動として実践されているのが、このシビックハックナイトオキナワです。年間でテーマや目標を少しずつ変え、今年度もとても面白そうなことをやるようですよ。

3. ChulaTech

沖縄の新しいシビックテックコミュニティの一つとして活動を開始しているのが、このChulaTechです。

昨年度は新型コロナ対策関連の活動を中心におこない、今年度はジェンダー視点の取り組みもおこなうようです。
他にも沖縄県内でのシビックテックサミットを開催しようという計画もあるとのことで、いろいろと楽しみですね!

4. GinowanTech(G-Tech)

2021年度に宜野湾市さんが実施していた「シビックテックによる市民協働まちづくり講座」の受講生の方々が中心に創ったできたてのコミュニティです(講座は僕が宜野湾市の委託を受けて講師をさせていただきました)。

今年、沖縄初のインターナショナルオープンデータデイ開催にも尽力されたメンバーも参加されています。活動はまさに今からなのですが、これからが楽しみですね!

5. 個人プレイヤー

沖縄では個人の方々のシビックテック活動も目立ちます。

那覇市議会選挙が2021年夏にありましたが、その際に選挙ポスターの掲示板がどこにあるのかを地図上に指し示すという取り組みがありました。
Googleマイマップを利用してこのマップ、簡易な仕組みを利用しているものとはいえ、とても便利で、ポスター貼りの煩雑な作業を効率化することで、市議選立候補のハードルを下げ、機会の平等につながる活動ではないかと期待されて大きな話題となりました。

また、シビックテックの世界でとても人気の高いノーコードツールとしてGlideと呼ばれるものがあります。これを利用して非公式の南風原町議会アプリの開発をされた事例もあります。
先の選挙ポスターもそうですが、シビックテックを使って政治を身近にするという視点はとっても大事。これからが楽しみです!

そして、同じ開発者の方が南風原町の子育て支援アプリも開発なさってました。これが情報いっぱいで、なんと良いことか!

個人的には、課題保持者の方々のテクノロジーへの熱い想いを、とても感じています。だからこそ、可能性も大きいなぁと思ってて。
そして、子育て支援アプリを見るとおり、ノーコードツールでも、ここまで作れるってことですよね。今後、ますますシビックテックとノーコードツールの関係性は高まると思っています。

今後も市民主体で取り組むシビックテックを沖縄に拡げていくような活動ができるといいなぁと思っています。

こんな活動もあるよ!とご存知の方、また教えてください!

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