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ビールはにがい

思えば、サウナが好きになってからかもしれない。

ビールが飲めるようになったのは。

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大学生になったばかりの時、ビールなんて飲めない、飲めなくても他にもお酒はあるし大丈夫、と思っていた。

居酒屋に行っても大体初めからレモンチューハイ。レモンチューハイが悪いわけではないのだが、初めから生中を注文するのはなんだかおっさんくさい気がして気が引けた。



大体、缶のビールなんて買おうと思わなかった。あれっていろんな種類があるじゃない?発泡酒とか生ビールとかよく分からなくて結局いつも檸檬堂を買ってた。

他にも辛口とか、カレー?って感じだった。



うちの家系は結構酒を飲む方だと思う。父と母はそれなりに飲む。なんなら、母の方がお酒が強い。大体父より母の方が飲んでいる。それは絶対におじいちゃんのせいだ。おじいちゃんなんて親戚で集まった時には片手に日本酒を持って、よく父を潰していた。

そんなおじいちゃんはというと、お昼ご飯を食べるとおおきないびきをかきながら座布団を枕に寝ているのが、いつもの正月とお盆の景色だった。


ただ、そんなおじいちゃんもお年で、癌になってからは大好きだったお酒も飲まなくなってしまった。きっともっとみんなとお酒を飲みたかったに違いない。今度は、ノンアルをおじいちゃんに注いであげようかな。



つまりそんな家系に生まれてしまった僕は、お酒が嫌いなわけがないのだ。


話は変わるが、お風呂上がりのビールというのは本当に美味しい。

サウナーの間では、お風呂の前の後のお酒はダメだとされている。アルコールには脱水作用があるから、多量に飲むとお風呂でかく汗と合わさって脱水症状になる可能性があるからだ。みなさんご注意。


それはもちろん科学的根拠があるからで理系の僕はそれもそうだと思っている。

しかし、しかしだ。お風呂上がりほどビールがうまいタイミングはないんじゃないかと思っている。お風呂上がりにパンツ一丁で、顔をしかめて「クーッ!!!」というのが一番似合う瞬間じゃなかろうか。


なにせ僕はその瞬間にビールをうまいと思ったのだから。

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それはそうと、こんな感じのタイトルどこかで見た気がするのだが、気のせいだろうか。こういうのをGoogle先生に頼ってはダメだ。自分で考えるのだ。


あ、別に酔って書いてるわけじゃないぞ。テンションが高いだけだ。

kentaro

おかねほしい。