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50歳男性の非成長日記 【経験 上田晋也】


どうも、けんぼーいです。

今回紹介する本は、くりーむしちゅー上田晋也さんの「経験」です。

17年か18年ぶりに文章を書いた。
というのも、新型コロナウイルスの影響による緊急事態宣言中に50歳になり、ふと40代の10年間を振り返ってみると、この10年間1度も文章を書いていないことに気づいた。私は人間の成長において、経験というものをかなり重視する人間で、そういう意味では色んなことを経験した10年だったが、残念ながら30代の頃と比べ、何も成長していないようだ。
本書は私の10年間の非成長の記録である。 「前書」より


ぼくがどうしてこの本を購入したかというと、テレビの最前線で活躍されている芸人さんの脳内を覗いてみたかったからです。


特に上田さんは”ツッコミ”というポジションで、

見るたびに「秀逸なツッコミだな〜」と思わずにはいられません。


#謎の目線

#言っていいのは松本人志さんだけ

#松本人志さんはどちらかといえば”ボケ”か

#どっちでもいいか


そんな”ツッコミ秀逸男・上田晋也”がここ10年間の日常を綴っているということで、買わないという選択肢がなかったです。

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この本は”クスッと”笑ってしまうような出来事がたくさん収録されていますが、中でもぼくが面白いと感じたところは「昔話突っ込み」です。


「桃太郎」

「浦島太郎」

「鶴の恩返し」

上田さんが日本昔話にひたすらツッコミを入れていくというシンプルな内容となっています。


少しではありますが本書に書かれている「桃太郎」の内容を引用して紹介していきます。



むかし、むかし、

二度手間だよ!ボルヴィックの水割りか!


あるところに、

漠然としてんな!来月の午後、都内で会おうね、っていうタイプか!


おじいさんとおばあさんが暮らしていました。

至って普通だよ!こんなに普通なのは「かもめはかもめ」以来だよ!


おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川へ洗濯に出かけていきました。

それで生活できるか心配だよ!大西ライオンでも「心配しかないさ〜」って言うよ!



このような形で書かれています(笑)


ツッコミをする対象のものにただ突っ込むのではなく、別の何かに例えて突っ込んでいるのがおもしろいですよね。


これはいつか本で読んだのですが、

”何か”を、”他の何か”、に例えるのはすごく難しいことで、

その”何か”を抽象的に見て、”他の何か”と構造が似ているものを探し当ててくる作業になっています。


例えば、

「映画とかドラマは物語に”起・承・転・結”があるからおもしろい」という構造を応用して、

「結婚式のスピーチも”起・承・転・結”みたいに話せばおもしろいのでは?」と考えることができます。


行なっていることは違いますが、構造が似ているため、応用することができます。


上田さんはこのような物事の構造を知っている個数が多いから、例えツッコミがうまいのではないかと思いました。


#だから誰目線やねん


是非、笑いたいな〜って思った方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

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2021年11月23日 けんぼーい

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