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立沢賢一のマーケット考察 米株はブラックマンデー以降最悪の12%下落 2020/03/17

おはようございます。

FRBのゼロ金利政策発動にもかかわらず、米株はブラックマンデー以降最悪 の12%下落。週末の株価先物が大幅に下落していたので、ある程度は予想された事象ではあるが、それにしても凄まじいメルトダウン。

プライスアクション的には、トランプが珍しく弱音を吐いた後、売りが加速し最安値を記録している。

コロナウィルス的なものでリセション入りは全くの想定外。市場は投資シナリオの再構築を迫られているが、ポジション調整に忙しくその余裕がない。

チャート的に言えば、エコノミストが直近で最もリセッション入りを意識した2017年12月の安値に鉢合わせ。ここを抜けると、本当にトランプ政権における最大の功績であった株高も全て吹っ飛んでしまう。

いずれにしても、ここまでくると、裁定取引が全く効かない。つまり本来の市場機能が失われているということだが、コロナウイルスに目処がつくまでは、残念ながらこの乱高下は続かざるを得ない。

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本日のチャート:VIX指数(1990年代以降)
VIX指数も標準偏差2以上の動きに見える。

立沢賢一

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