【マーケット考察】2022.1.22

米国株式相場は6営業日続落。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比450.02ドル安の3万4265.37ドルで終了。ダウ平均は約1カ月半ぶりの安値で引け、21日までの6営業日で計2000ドル超下落しました。ハイテク株中心のナスダック総合指数は385.10ポイント安の1万3768.92で引けました。ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比3億8124万株増の13億9907万株。

昨日の【マーケット考察】でも触れましたが、ネットフリックスの決算発表を嫌気して通信株が売られ、全体の下げを主導しました。同社は会員数の伸びが大きく鈍化するとの見通しを示し、昨日、株価が21.31%急落。動画配信サービスを展開するウォルト・ディズニー( -7.0% ) などの競合他社にも売りが広がりました。

ネットフリックスの業績鈍化見通しを受け、来週以降に発表されるアップルなどのハイテク大手決算への警戒感も強まったと言えます。ハイテク大手は2020年中から新型コロナウイルス禍で高まった『巣ごもり需要』を追い風に好業績が続き、株価も上昇基調を維持してきました。

然し乍ら、新年早々から、FRBの市場予想を超えるレベルでの金融引き締め政策の可能性から、成長鈍化への懸念や米長期金利上昇を受けて、IT・ハイテク株はかなり軟調になっています。ナスダックは今週、直近の高値から10%以上下落し、#調整局面 に突入したと言われいます。

本来なら去年に #調整局面 がある筈でしたが、
#過剰流動性 の影響で米国株式市場に大量資金が流入していたことが原因で、昨年11月末に『調整っぽい動き』はあったものの、押し目買い圧力により、戻りが早く #調整局面 というレベルまでいきませんでした。

昨日の終値ベースで比較しますと、昨年11月末の『調整っぽい動き』の下げ幅と今回の下げ幅は、ほぼ同じ2000ドル (ダウ平均) 程度です。市場では #調整局面 に入ってと言われてますが、下落幅だけ見ますとまだ確定し難いと思います。

ただし、、、、、、、、、、、

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