【マーケット考察】2022.2.23
米国株式相場は、4営業日続落。優良株で構成するダウ工業株30種平均は一時700ドル超下落する場面も見られ、前営業日終値比482.57ドル安の3万3596.61ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は166.55ポイント安の1万3381.52で引けました。ニューヨーク証券取引所の出来高は前営業日比1598万株増の11億8267万株。
ロシアのプーチン大統領は21日、ウクライナ東部の親ロシア勢力の独立を承認し、同地域への派兵を決定。これに欧米が反発し、バイデン米大統領は同日、親ロ派支配地域への米国人の新規投資などを禁じる大統領令に署名し、ロシア国債について制裁を実施する旨の意思表示がありました。また、「ロシアはウクライナ侵略を始めており、追加制裁を開始する」と述べました。一方、「最悪のケースを回避する時間はあり、外交にオープン」とも発言したことから、米株式市場は下げ幅を縮小する動きも見られました。ドイツのショルツ首相は、同国とロシアを結ぶガスパイプライン「ノルドストリーム2」の認可手続きの停止を発表。
先週末、ウクライナ・ゼレンスキー大統領がミンスク合意への回帰の可能性を仄めかしてましたが、プーチン大統領は「ミンスク和平協定、ウクライナの2つの分離独立地域を承認決定するずっと前に打ち切られた。ミンスク和平合意はもはや存在しない、履行するものは何もない。」とゼレンスキー大統領の発言を切り捨て、どのような妥協案が今後発せられるかが見えにくくなりました。
ウクライナ情勢は予断を許さないですが、一つ言えることはバイデン大統領が威嚇に使っている経済制裁を理由にロシアの動きを止めることはできないであろうということです。
経済指標に関して、、、、、、、、
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