【マーケット考察】2022.3.1

米国株式相場は、まちまち。優良株で構成するダウ工業株30種平均は一時、約590ドル下げたものの、前週末終値比166.15ドル安の3万3892.60ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は56.78ポイント高の1万3751.40で引けました。ニューヨーク証券取引所の出来高は前週末比5億5377万株増の17億3844万株。

金融市場は再び乱高下。米株も大幅安でオープンしましたが、乱高下を繰り返しながらも、最後は強弱まちまちの引けとなりました。投資家が本格参入したわけではないですが、投機のショート筋も少し居心地が悪くなっているので買い戻しがあったようです。

ロシアによるウクライナ軍事侵攻が続く中、株価は不安定な値動きを示しました。両国は28日に停戦交渉を行い、近日中に改めて交渉に臨む見通し。ただ、ロシアのプーチン大統領は核戦力に言及して威嚇するなど強硬姿勢を崩しておらず、両国の隔たりは大きいです。事態の長期化は明らかにプーチン大統領にとって不利ですから、今後のプーチン大統領の采配が気になります。日本時間の今朝、ウクライナのゼレンスキー大統領はウクライナがNATO加盟申請書に署名したという報道が伝わりました。これに対して、プーチン大統領が如何なる次の手を出すかもロシア・ウクライナ情勢の今後を占う上で大変重要になると思われます。

米欧が先週末以降相次いで打ち出した強力な対ロ金融制裁も、昨日の相場の重しとなりました。米欧は26日、銀行決済取引網「国際銀行間通信協会(SWIFT)」からロシアの一部銀行を排除することを決め、、、、、、、

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