【マーケット考察】2021.12.29
米国株式相場は、5営業日続伸。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比95.83ドル高の3万6398.21ドルで終了。一方、このところ相場の上げをリードして来たIT・ハイテク株は上げが一服したことからハイテク株中心のナスダック総合指数は89.54ポイント安の1万5781.72で引けました。ニューヨーク証券取引所の出来高は更に超閑散で、前日比4603万株減の6億0350万株でした。
昨日の株式市場をした支えした1つ目の要因は、(1) 米疾病対策センター(CDC)は27日、コロナ感染の推奨隔離期間について、無症状であれば従来の10日間から5日間に短縮するとの新たな指針を公表したことです。その背景には、オミクロン株の急速な感染拡大で生じている労働不足を解消するのが狙いのようです。
市場ではオミクロン変異株感染拡大に注目が集まっていますが、最近の市場コンセンサスは、オミクロン変異株は感染力は強く、感染スピードは速いものの、重症化のリスクは低いとの見方から、過度な警戒感が後退する中、新規感染者数が増えただけでは崩れにくい相場だということです。免疫学者である英オックスフォード大のベル教授も「オミクロン株の性質は比較的穏やか」との見解を示しています。
しかしながら、新規感染者数が各国で過去最大となる中で、、、、、、、、、、
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