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その瞳の先にあるものを見たい

 少し前に書いたこの投稿。

 ここに、僕は子どもの写真を後ろから撮る、ということを最後のオマケみたいに書いたところ、そこに共感してくださる方が意外といらしたので、実際にそのようにして撮った写真を紹介しようと思います。

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 これは2018年9月、巨大台風が来た翌日に地震があり、北海道がブラックアウトするという前代未聞の事態に見舞われたときの写真です。この写真を撮ったのはその全道的に停電している最中。近所の公園では巨大な木があちこちでなぎ倒され、大変な景色が広がっていました。

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 市内の公園に展示されていたデゴイチ。妻はこういうのを「こっち向いて!」と言ってパチリ、とやりますが、僕はこのまま撮ります。どっちがいい悪いではなくて、両方あるといい、でしょ?

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 これはどこかで記事の見出しに使ったような気が…。札幌の地下歩行空間を散歩したときのものです。普段何気なく歩いている道ですが、小さな小さな彼には大冒険。子どもの視点までかがんでみると世界は全然違って見えました。

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 いったいどういう状況なのかわかりません。やっと立てるようになった次男を歩行器に入れたところ、いつの間にか歩行器にはジバニャンが乗り、次男はなぜか素っ裸でこのようなことに。彼の目にはジバニャンはどんなふうに見えているのでしょう。

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 ヤマアラシ。囲まれた網の中をぐるぐる歩き回っていました。歩くたびに背中のトゲが金網に触れてカサカサカサカサ音を立ててました。

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 男の子みんなこれやりますね。僕も幼いころやりました。模型はね、地べたにはいつくばって眺めると迫力があるんです。ローアングル。誰も教えなくても男の子はみんな這いつくばるのです。彼の目には本物のSLが走っているはず。

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 夕日がきれいだねぇ、っていうのは子どもにもわかるんですね。何も言わなくても夕焼け空を見ていました。

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 航空祭を見に行ったら飛行機より化学消防車が好きでした。

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 伊豆急の連結。夢中です。

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 ダム。実際にはものすごい音がして大変な迫力でした。

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 空港にいたペッパーと対面。

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 もんげ~。旅に出たいズラ。

 誰だテメー。

カメラとは視点だ

 楽しいですね、カメラ。カメラは普段の自分とは違う視点で世界を見ることができる道具だと思います。子どもはもともと大人とは違う視点で物を見ていて、大人はその高さまでかがむことで、普段と違う視点で世界を見られるようになる。その時カメラがあると、とても楽しい。

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 子どもにカメラを持たせてみるのも楽しい。これは今の家に引っ越す前に住んでいた部屋で、まだ3歳になるかならないかの長男にカメラを触らせたら、僕の写真を上手に撮ってくれました。

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 いまではすっかりサマになっている…。そしてなかなかいい写真を撮ります。

 子どもの姿を後ろから撮り、子どもにもカメラを持たせてみる。すると子どもがどんな風に世界を見ているのか、ほんの少しだけ、垣間見ることができるような気がします。

 カメラってとても楽しい道具ですね。

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