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⑩ 単位(たんい)のココロ

前回は「平均」について学びました。

「足し算」や「引き算」は同じモノしか計算できない。「掛け算」と「割り算」は違うモノでも計算できる、と説明したことを覚えているかな?

「モノ」というのは「単位」のことだ。よく使われる言葉だから聴いたことがあるかもしれない。単位を使うことで、数字に意味が生まれる。

例えば数字の「3」だけでは何を意味しているか分からない。けど、「3グラム」と言えば、「重さ」のことだと分かるし、「どのくらい重いか」も想像できる。

生活でよく使う単位は、例えば

「長さ」
m(メートル)
cm(センチメートル)

「時間」
秒(びょう)
分(ふん)

「水の量」
L(リットル)
dL(デシリットル)

「重さ」
kg(キログラム)
g(グラム)

さて、「足し算」「引き算」は違う単位の時は計算することができない、ことを具体的に考えてみよう。

10(m)5(g)=15(??)

これは❌

「長さ」と「重さ」は足せない、とわかるよね?

これ⇩⇩⇩はどうかな?

1(m)1(cm)=2(?)

実はこれも❌

長さ」と「長さ」なのになんでだろう?

m」と「cm」は同じ「長さ」だけど、やはり単位が違う。だから、「cm」を「m」にするか、または「m」を「cm」に変えてから計算する必要があるんだ。

それでは、「cm」 に合わせてみよう。

数式:
1m = 100 cm なので

1(m) 1(cm) = ??

100(cm) 1(cm) =101 (cm)

答え:101 (cm)

理解できたかな?

単位を合わせて計算する。これは数字の位(くらい)を合わせることと同じ、だということに気づいた人はいるだろうか?

え?「位」を知らないの?

それじゃ次回は「位(くらい)」について説明するね。

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