論破とか討論とか

お互いの意見をぶつけ合って討論する、白熱したやり取りで喧嘩でしょってぐらい過激になったり最終的にどちらが論破されてグゥの音も出なくなったり、テレビやYouTubeなどでそのような光景ってよく流れてますし人気も高いと思います。

俺もそういうの見るの大好きです。自分と同じ意見を持った人が優勢になるとスカッとしたり、討論が過激化していくのも何だか見てて面白いです。

でもあれってさほど仲良くもない他人と日常生活でやるもんじゃないと思うんですよ。あくまでエンターテインメントであって、私生活で一方的にあれやると事件だと思います。

まぁ仕事関係で、1つの目標に向かって意見を出し合い、より良いと思われるやり方や考えを選択する場面とかだったらわかりますけど。

私生活において相手に自分の意見をぶつけなくちゃいけない場面って思いつかないですね。

例えば、一途に恋愛しますっていう人とハーレム作って暮らしますっていう俺が、意見をぶつけ合ってどっちが正しいかなんてやり取りは不毛ですよね。

俺は俺で好きに生きれば良いし、相手も相手で好きに生きれば良いんですもん。自分が幸せであればどっちも正しいんですよ。人に迷惑かけてる訳でもないですしね。

だから相手が自分とは違う考えを持っていたとしても、あなたはそうなんだね！なるほど〜ぐらいにしか思わないし、否定する気持ちも生まれません。誰がどんな考えを持とうが自由ですから。

不快になるぐらい考え方の相性が悪いなら、これ以上関わらないように逃げちゃうのが手っ取り早いですね。無理に自分を理解してもらおうとする必要はありません。これだけ多くの人間がいるので合わない人は必ずいます。合わないから相手を攻撃するのではなく穏便に引いた方がお互いストレスにならなくて済みます。

仲の良い間柄で楽しく遊びの一環で意見を交わし合うなら良いんですよ。お互いに楽しいから。

自分に被害が全くない事柄で関係ないにも関わらず、いきなり現れて個人の意見をぶつけてくるのってひき逃げみたいなもんですよね。

結局改善に向けて何か行動する訳でもなく、関係ない場所に自ら乗り込んで個人の意見を撒き散らしていく人の目的って、本当にその事柄を改善したいのではなく、自分の承認欲求を満たしてストレスを発散したいというのが真の目的ですね。自分では気づいていない人が多いでしょう。

恐らく世の中の狂った一般常識に苦しめられ、誰にも認められない・自分はできない人間・弱い人間・常に蔑まれているなどといった思い込みをしてしまっているんだと思います。

その結果、自分も上に立ちたい・優秀になりたい・強くなりたいという欲求が膨らみ、批判暴走列車と化すんでしょう。

目的がストレス発散なので、内容や背景など深い部分に興味はなく、上辺だけサラッと確認しただけで猛突進してくるので、批判内容もしっちゃかめっちゃかになってますし、こちらの話を噛み砕いて聞くつもりもありません。

そんな何も良い結果を生まない、ただ相手のストレスを発散するだけのやり取りって正直しんどいですね。俺はそんなの楽しくないので嫌いです。

人に優劣なんてつけられないし、他人の幸せを追うのではなく、自分の幸せを探した方が、自分が心の底から満足して生きれる近道だと思います。

自分を肯定化するために他人を責める、その負の連鎖が無くなり、違いを受け入れられる世の中になれば、差別などあっという間に無くなると思います。

しかし散々述べたようにこれだけ多くの人間の考えが1つにまとまることは有り得ないので、俺は不快な人とはなるべく関わらず、相性の良い人たちと共に平和に生きていこうと思います。