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第98回【花園】調べ④女子15人制&東西対抗と「トレーナー」の人数

熱戦が続いた花園も終了。準決勝・決勝はスコアも僅差で高いレベルの試合でしたね。大阪桐蔭高校おめでとうございます。

選手名鑑からの調べものはこれで完結です。


今回はこちら

1.U18花園女子15人制 出場予定選手の体格
2.第11回U18合同チーム東西対抗戦 出場予定選手
3.チームごとの「トレーナー」登録数

1.U18花園女子15人制 出場予定選手の体格

開会式の直後に女子の15人制ゲームが行われています。
選手名鑑にエントリーされている選手は44名(東軍・西軍ともに22名)。
選手の所属チームをみると、高校の部活動に属している選手だけではなく、クラブチームに所属している選手も含まれています。

高校のみの所属:18名・クラブチームにも所属:26名

そんな女子選手の体格は

各ポジションとも人数が多いわけではないので、個人の特性に左右されるところもありますが、PRやLOは少し特徴がみられますね。以前に女子の大学ラグビー選手の体格データを拝見した時に男子ほどのポジション特性がみられなかったのを覚えています。大学生以上ではシーズンの問題(7人制・15人制を両方やる)ということも関係しているかなと思います。

2.第11回U18合同チーム東西対抗戦 出場予定選手

決勝戦の前には合同チームの東西対抗戦が行われています。
夏にKOBELCO CUPという、全国高校合同チーム大会(U18)に参加した選手からの選抜。

秋には単独で出場したチームもありますが、セレクションの段階で合同チームであった中からの選抜(だったと思う)です。

見てわかる通り、大きいんです。参加しているのは全員3年生。
先日まとめた花園出場選手との比較でも遜色ないポジションがありますよね。スキルレベルという部分はわからないし、正確な体組成(体脂肪率など)がわからないので単純比較はできないけど、体格部分では劣らない選手も多いということですね。

実際に、この東西対抗を経て大学ラグビーで活躍している選手もいます。

3.チームごとの「トレーナー」登録数

選手名鑑には各チームともスタッフ名も記載されています。
もちろん、記載されているのは全てではないと思います。
しかしながら、その中でいわゆる「トレーナー」である人が何人記載されているか、というのも調べてみました。
*トレーナー、だけでなくS&Cコーチも含む

記載されていた学校は11校

これしかチームにいない、ということではないんです。
実際に関わっている方の名前がなかったり、「コーチ」になっているけど上記に該当する役職である方もいます。
この辺の解釈は学校次第になると思うんですが、それでもやっぱり寂しい。
これだって認知してもらうための1つの普及活動であるからです。

少なくとも同業の人間なら気になる人も多いはず。

試合を見ていてもクローズアップされるわけではない(そうであってもいけない)けど、それでも活動を知ってもらうことは重要なんじゃないかな、、、。

まとめ

1.U18花園女子15人制 出場予定選手の体格
☞男子のようなポジション特性があるということは、今回出場している選手からは言いにくい。PRやLOはやや傾向がある
2.第11回U18合同チーム東西対抗戦 出場予定選手
☞花園出場選手と遜色ない体格である選手も確認できる。今後の伸びしろにも期待できるのでは??
3.チームごとの「トレーナー」登録数
☞専門職と認識できるように明記されているのは11校のみ。実態は名鑑からは判断できない


読んでいただきありがとうございます。日々の雑感やスポーツ、運動にまつわる数字を眺めてまとめています。普段はトレーニングサポートや講義を行なっています。