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高校で「ラグビー部」に出会う「確率」
過去にまとめた記事をこちらでご紹介いただきました。
それを眺めていて、果たして高校でどのくらいラグビーに出会う確率があるのか。単純な校数だけをこれまでみてきましたが、各自治体ごとに人口も違えば設置されている高校数にも違いがあります。
そんなところが気になってしまいました。
過去に高体連・高野連の登録総数から各競技全体での値は算出してみましたが、今回はもう少し掘り下げてみます。
学校基本調査データと、高体連の登録校数を基に現状はどうなのか、そして、過去からの推移という点に着目してみます。
高校数はすべて含んでいるので、割合は多少違ってくるとも思いますが、「高校でやる」だけでなく、「高校で出会う」という意味でも全て含んでいます。
北海道・東北・関東・北信越・東海
地域分類は高体連のブロック別に合わせていますので、順列が一部入れ替わっています。
![高体連ラグビー登録校数×設置率1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/79733793/picture_pc_45a6272863eb2354b2c7860adbbf2784.png?width=1200)
近畿・中国・四国・九州・沖縄
![高体連ラグビー登録校数×設置率2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/79733799/picture_pc_6d0545d925ecb8717c77197c4e8ed407.png?width=1200)
改めて確認していくと校数だけではわからないことがみえてきます。登録校数は全国的に少なくても設置率という観点からは高めに位置する自治体もあります。東京は登録校数は多いですが、割合で言うとやはり低くなります。
ブロック別
地域ごとに集計しました。地域の中での格差は消えてしまいますが、参考までに。
![高体連ラグビー登録校数×設置率3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/79734434/picture_pc_e4b8d7c1ec52bb0840ea4a1c9d39afa9.png?width=1200)
色々な角度から、色々と考えてみても高校数の減少よりもラグビー部が設置されている学校が減っていることは明らか。そして部員数の減少も。
普段接しているのは高校ですが、次年度からは中学部活動にも変化が訪れます。既存の課題に加えて、これらがどう影響するか。状況を把握しておかなくてはいけませんね。
また、指導者がいないところではラグビーをする環境を育てていくのは難しいのが現実です。
ラグビーを「みる」「知る」ことについては以前よりもいい傾向に向かっているのではないかと感じる場面は沢山あります。「ささえる」力や数がW杯のような大きなイベント以外でも高まっていくこと、これは必須なんですよね。
そういった部分では指導者の数、ということも大きな要因となるのではないでしょうか。
読んでいただきありがとうございます。日々の雑感やスポーツ、運動にまつわる数字を眺めてまとめています。普段はトレーニングサポートや講義を行なっています。