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増えた競技、減った競技~運動部活動~

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大学や専門学校で身体の仕組みに関わることや運動・トレーニングについて講義をしながら、運動部活動でトレーニングサポートをしています。

noteでは日々の雑然としたことや、スポーツ選手の体格に関わるデータをまとめています。

高体連の登録データ、表記されている競技での今年度の登録校数・登録人数ならびに前年度との比較をまとめました。

高校生人数と高体連登録人数

学校基本調査(文部科学省)によると、高等学校在籍者数は

令和1年度:3,168,369名
令和2年度:3,092,064名
前年度に比べて76,305名の減少でした。

高体連の資料による、登録人数は

令和1年度:1,191,598名
令和2年度:1,120,351名
前年度に比べて154,836名の減少でした。

ここから高体連加入率を算出してみると、

令和1年度:37.6%
令和2年度:36.2%

という結果になりました。

ここに高野連のデータを加えて、高体連・高野連への加盟率(登録率)を算出すると

令和1年度:42.4%
令和2年度:40.9%

男女でも差があると思いますが、学校基本調査では確認できていないのでここまでにとどめておきます。

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高体連だけでなく、高野連での加盟数も含めての加入率推移は以下の通りです。例年よりも加入率の下がりが大きいのはやはりコロナ禍の影響もあるかもしれないですね。

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競技別比較

高体連登録各競技の前年との比較です。

高体連登録データ、前年推移-1

高体連登録データ、前年推移-2

高体連登録データ、前年推移-3

高体連登録データ、前年推移-4

規模による違いはありますが、やはり減少傾向にあります。その中でも登録校数が減っていることはちょっと気になります。もちろん人数が減ること自体も重大なことであるけれど、登録校数が減る=できる場所が減るということですからね。。

明日から新年度ですが、以前として運動部活動への影響は続いていくのではないかなというのがちょっと不安です。2020年度、東京では半年近くできない期間がありました。今回のデータも直近のものではないと思うので、この間に違う選択をした生徒もいるかもしれません。

新高校1年生も例年以上に体育以外で運動から離れてしまっていることも、色々なところに影響が出てくるのではないかなと考えています。

とにかく1年が終わりました。1年後のこの状況は全く予想できていなかったです。引き続き色々な事態に遭遇しそうです。最近感じることは

元気があればとりあえず大丈夫

なので、元気になれる時間、元気になるための時間を大事にしていきたいところです。

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