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カテゴリ間の差:高校生・大学生・トップリーガー~ラグビー~

ラグビーは高校、大学、ときてトップリーグが開幕しました。
W杯の効果もあってこれまでよりも観客数も多いこと、またテレビでの放映も多いことが報じられています。スタンドが埋まっている画、いいですね。

そんなトップリーグ第1節の先発選手の体格等のデータをまとめてみました。トップリーグ公式サイトの試合時の「公式記録」からデータを算出しています。戦術的に途中で入れ替えることも多いですが、あくまで先発メンバーのみでの検証です。

また、高校・大学ベスト4進出チームも同様に算出してみました。

先発選手体格データ(身長・体重・BMI)

・トップリーグ

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・大学ベスト4

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・高校ベスト4

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・カテゴリー間での比較

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高校生と大学生でも体格差が大きなものになっていますが、社会人になるとさらに大きくなる。体重もそうですが、身長にも差があります。高校時代のポジションそのままということでもないと思いますし、平均値より低くても素晴らしいプレーヤーも多いのでこれがすべてではないことは大前提です。LOのところは外国人選手が担う部分もあるので大きな差になりますね。

高校-大学-トップリーグ比較-BKS

BKSも平均値で比較するとカテゴリー間の差が出てきます。FWDほど身長差は大きくないですが、その分体重差が際立つものにもなります。

先発選手のFWD/BKS合計・平均体重比較

先発選手から体重を比較しました。高校生は実際のスタメンまではしっかりリサーチできておらず、名鑑でのメンバーになるので少し違いも出ます。

・トップリーグ

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・大学ベスト4

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・高校

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他競技ではカテゴリを超えたゲームもありますが、ラグビーではやはり難しいですね。アメリカンフットボールも近年RICE BOWLの位置づけが難しいものになっています。学生にとってはチャレンジできる1つの機会ですが、そのための準備が必要になります。大きいなと思った高校生もやはりカテゴリでの比較になるとこういった差になります。

・大型化していく中で

着実に進む大型化。
色々なことをする上での「前提」が以前とは変わっていきます。体づくりなどはもう避けては通れないところ。
「フィジカルが弱いからそこでの勝負を避けて」というのも1つの作戦になるけれど、接点は起きる。そして攻撃面でそういったことを考えてもディフェンスではタックルが必要になる。エディージョーンズさんが2015年大会の準備で示してくれた姿勢はますます必要になってくるものと思います。

フィジカルで圧倒できなくても、その差が作戦面で補えるレベル。
ラグビーで怪我をしないための対策

番外編

昨年度も類似する調査をしました。まとめ方などは少し違いがありますが、こちらもなにかの参考に。。






読んでいただきありがとうございます。日々の雑感やスポーツ、運動にまつわる数字を眺めてまとめています。普段はトレーニングサポートや講義を行なっています。