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伝えるという仕事

先日、日本アスレティック医科学協会主催のセミナーで90分+パネルディスカッションに登壇させていただきました。


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今は校名が変わってしまいましたが、かつて学んだ「富士アスレティック&ビジネス専門学校」の校舎。大学卒業後にここで2年間学び、その後現在も続けている非常勤講師としての仕事を最初にいただいた場所。

当時お世話になった先生や、教え子というわけではないですが、講義をもっていた方々(一応後輩にあたる?)が多くいる前で90分ほど。普段行っていることを掘り下げてみるいい機会でした。

そんなわけでかれこれ18年ほど非常勤講師としての活動をしています。
専門学校を出てからの年数と同じ。学校は変わっているけれどずっと継続させてもらっています。
途中、チームでの活動も大きく変わったりして続けるのが難しいかなという時期もありましたが、先方のご厚意によって途切れることなくここまで来ています。

人に何かを伝える、という仕事に触れ続けることで得たものが沢山ある。
もちろんチームでもそういう場面はあるけれど、それとはまた違う側面があって、そのことが自分の何かしらの特徴にもなっているのではないかなぁと思います。

インプットしたものをアウトプットする機会が常にあるし、アウトプットしているものを検証するためにインプットの必要に迫られる。どこかで「アウトプットのためのインプット」になっていることもあるかもしれないのが気を付けなければいけないところ。

そして、いわゆる「トレーナー」という職業に直接繋がるわけではない業種の養成校で講義をさせていただいていることも自分自身にとってはとても大きいものなんじゃないかと感じることは多くあります。同業種であれば話したい事、伝えたいことは色々あるし、そうやって構成することもできる。
しかし、違う分野のものについてはその中での基準も必要になる。思考や方向性も違う相手。だけど、それだけにとらわれてしまっては意味がないというか、自分である意義は低い。特別なことはないけれど、「自分がやることの意義や特徴」が出てこなくては価値は低いと思います。

そうやって違う分野に関わることで学んだことが、チームでの指導などにも反映されていると感じています。もちろんそこでやるべきものが低くては意味がないけれど、サポートしてくれるアイテムやツールをもらっている。

最終的にはチームであっても、講義であっても相手に何かを気付いてもらいたいし、発見してもらいたいというのがあります。

そのためにはやっぱり自分が意欲的に学ぶというか、やり続けること。
知識欲や好奇心だけでなく、やらなくてはいけないことも外さずにさらに進めていけたらいいなと改めて思うのでした。



読んでいただきありがとうございます。日々の雑感やスポーツ、運動にまつわる数字を眺めてまとめています。普段はトレーニングサポートや講義を行なっています。