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人生に大きな影響を及ぼす簿記との出会い

前回からのつづきです。

商業科でしたので、
そろばんと簿記が必須科目でした。

そろばんは小学校の時習っていたので
いわば復習みたいな感じで、
授業を受けていました。

簿記は始めて習います。

個人商店の店主が店を営業するに際して
商品を仕入れて売るという
一連の流れから教わります。

簿記は他の科目と違って
覚えながら考えるのではなく
覚えた後に考える感覚になります。

私の場合、「現金」「貸倒引当金」
「減価償却費」といった勘定科目を
記号として捉え仕訳も型として覚えたので
ゲーム感覚で問題を解いていました。

面白いように点数が取れることから
簿記にハマっていきます。

簿記の検定試験には
全国商業高等学校協会主催の「全商簿記」
全国経理教育協会主催の「全経簿記」
日本商工会議所主催の「日商簿記」
といったようにいくつかの種類があります。

世間一般に簿記検定というと
「日商簿記」のことを指します。

私は当初「日商簿記」の存在を
知りませんでした。

というのも、学校で「日商簿記」の受験を
していなかったからです。

理由は「全商簿記」や「全経簿記」に比べて
「日商簿記」は難易度が高いことから
受験をしても意味がないと判断していたと
思われます。

「全商簿記」と「全経簿記」は共に2級まで
合格できたので「日商簿記」3級の合格を
目指します。

当時は今と違って、「日商簿記」に
関する参考書や問題集が少なく商工会議所が
販売していた過去問を購入し、
ひたすら問題を解いてわからない部分は
先生に聞いて勉強をしました。

2回目の試験で、合格することができました。

次は2級へと進みたいところなのですが、
2級は商業簿記と新たに工業簿記が加わります。

工業簿記は教わってはいましたが、
基礎的な概要部分のみで
踏み込んだ内容は習っていない状況でした。

基礎から学びなおすにも、時間がかかります。

ちょうどこの時、
高3で進路の選択を決める時でした。

迷わず、簿記の専門学校へ行く選択をします。

しかし、あることがキッカケで
専門学校へ行くのを辞めて
就職することを決めます。
               (つづく)


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