言葉はとても大切。一つ一つ。
言葉は絶大なパワーを持つ。助けたり、力づけたりできる反面、心を傷つける凶器にもなりうる。
 
僕はカウンセラーだ。カウンセリングの中で僕が発する言葉は、カウンセラーの言葉として慎重でかつ丁寧でありたい。丁寧であるために、常に心にスペースのある状態でカウンセリングに臨みたい。
 
クライエントの方の心の内を完全に見切って、それに完全に適した言葉を返すというのは、「きれい事」ではない。それは全く無理なことだ。なぜなら、他人の心の中の100%を理解することは出来ないから。言葉を慎重に丁寧にとは、カウンセラーとしてできる最大限の受容、共感、自己一致の上に言葉を乗せるということ。それが僕が思うカウンセラーのきれい事。教科書に書いてあるし、言うはのも簡単だが、体現するのはとても大変な仕事だ。
 
だが、これを目指さないなら…。これに自分の最大限を注力しないというなら…。カウンセリングも人を傷つける武器と同じだと思う。それがたとえ、カウンセリング練習のロールプレイングであったとしても。
 
覚悟はあるのか?? 本当に。
 
そう自分に問いかけてみる。
 

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