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レッド・ホット・チリ・ペッパーズ

先週の日曜日
東京ドームへ行ってきました
東京ドームへ行ったのは
今回が人生で3回目でした

1回目は小学校4年生の頃に
近所のプロレス好きの
オッサンに連れられて
新日本プロレスの試合を観に行った

隣に座っていた酔っ払いの老人が
とても、うるさかった事と
獣神サンダーライガーが
チャンピオンベルトを巻いた事
そんな印象と記憶があります

✳︎

2回目は小学校6年生の頃
少年野球をやっていたので
そのイベントみたいな事で
グラウンドまで降りて
大勢で行進した記憶があります

その時、家にお弁当を忘れてしまい
めちゃくちゃお腹が空いて
ずっと機嫌が悪かった記憶があります

✳︎

そして今回の3回目は
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ
待望の来日公演へ行ってきました

自分が好きなバンドは
もう亡くなっているか
解散してるバンドばかりです

現役で活動している好きなバンドは数少なく
とても貴重な存在でレッチリの音を
生で体感できると思うと心が弾んでました

✳︎

水道橋の駅を降りたら
とんでもない人の多さで
レッチリのLiveに来た人達だと
ひと目見て分かるぐらいファンキーで
賑やかな雰囲気が駅前に漂っていた


人が多く入場するのにも大行列で
かなりの時間がかかってしまった

その行列に並んでるとき
ある不思議な現象を目撃した
それは今回のレッチリのツアーポスターである

↑このポーズで照れることなく
全力で写真を撮ってる2人組がいて
そのメンタルの強さに驚いてしまった

表情まで真似して何枚も写真を撮っていて
その行為に恥ずかしさは微塵も感じられず
そんな姿にとても驚いてしまった

すると、その光景を見た人が同じように
このポーズで写真を撮り合うという
不思議な数珠つなぎ現象が起きていた

その時、ある昔の光景を思い出した
それは小学生の頃
近所のおばさんに海へ連れてってもらったとき
おばさん(推定60歳)が水着姿で波打ち際で
元気に、はしゃいでる姿でした

そんな小さい頃の記憶を思い出して
自分も人の目を気にせず全力で楽しめるような
そんな性格に生まれたかったなと思った

✳︎

そして東京ドーム内に入ると
大勢の人の光景が飛び込んできて
まるで異空間に連れ出された気分になった

そしてほぼ時間通り
会場が真っ暗になり
ドーム内の空気が急激に変わった

チャド、フリー、ジョンの
3人が登場して会場から
一気に大きな歓声が響き渡り
会場のボルテージが上がった

そしてレッチリお決まりの
ジャムセッションが始まる

そのフリーダムな音のぶつかり合いは
いつも聴いている音だったので
「目の前にレッチリがいる!」と思った

あらためて本物のレッチリが
同じ空間にいるんだと認識ができて
これは凄いことだぞ!と興奮してしまった

そして大好きな曲のギターリフへと繋がり
ボーカルのアンソニーが登場して
会場は大絶叫して東京ドームが揺れた

その後の約2時間の記憶はあまりない

まるで空想の中にいるような感覚で
現実味をあまり感じられないくらい
感動的で凄まじく最高のLiveだった

✳︎

Liveが終わって会場が明るくなり
あらためて人の多さに驚いてしまった
完璧なLiveの余韻に溺れながら
フワフワした気分で座席で放心していた

その時、隣に座っていた若い2人組の青年が
『めちゃくちゃ良かったな!でもAround The Worldも聴きたかったよな〜』
と言う声が聞こえてきた

その声を聞いて思わず反射的に
「ですねー!」と声を掛けてしまった

青年2人はビックリしていた
その表情を見てすぐにヤバい!と思った
しかし笑顔で『ですよねー!』
と優しく返してくれ最悪の状況は回避できた

自分でも理解を超えるような思わぬ言動に
とてもビックリしてしまった
最高のLiveが自分を破壊させた瞬間だった

そして急に羞恥心が訪れてきたので
すぐに座席を離れ東京ドームを出た

✳︎

会場を出てからも
現実と幻想がいまいち一致せず
フワフワした浮遊感が全く抜けなかった

帰り道の電車の中で
オッサンが泥酔して床に横たわっていた
とても気持ち良さそうにオッサンは眠っていた

その光景にとても羨ましいと思ってしまった
自分もこんな風に身も心も解放的して
振り切った人生を送ってみたいと思った

そのオッサンのTシャツが
ガンズ・アンド・ローゼズだった事は
たぶん一生忘れないだろうと思った

そんな幻のような最高に不思議な1日でした


【後記】

次の日の月曜日、仕事へ行き
いつも通り挨拶をしたら
「今日テンションおかしくない?」と言われた
それだけ最高のLiveだったんだと確信した


それではまたCiao!


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