車間距離から感じたこと

荷物、商品を積んだトラックを運転する際、当然ながら安全運転を徹底することになる。

荷崩れによる商品の破損は、賠償が発生するし、顧客からの信頼も失う。ドライバー自身にとっても、減給や賞与カットなどのペナルティが生じる場合がある。

積載物の安全、納品時間の厳守、交通ルールの遵守など、多くのことを気にしながら運転している。

安全運転を心がけていると、周囲のドライバーの運転が気になってくるもので。特に気になるのが、車間距離の詰め過ぎ。

気持ちはわかる。トラックは、遅い。法定速度を守らないといけない(どう見ても守っていない運送会社もあるが)。

「お前、遅いんだよ」と煽りたくなるのも無理はない。しかし、です。

危ないので、是非ともやめていただきたい。

イラつく気持ちはわかる。申し訳なく思います。でも、「制限速度を守ります」っていうステッカー、後ろに貼ってあるでしょう?見えませんか?字が読めませんか?だったら仕方ない。僕にはどうしようもないので、そのままイラついててもらうしかありません。

まぁ、詰まるところ、余裕がないのだろうか。車間距離を詰めても意味がないとか、むしろ危険でしかないとか、そういうことを考える気持ちの余裕がないのか。

余裕がないのだとしたら、それはなぜだろう。寝坊した?遅刻しそう?何か心配事がある?それとも、危険な運転に楽しみを感じるタイプ?

それぞれに事情や気質はあるでしょうが、遅いトラックを煽ったところで、追い抜いたところで、その先にまた遅いトラックがいるかもしれない。工事や事故で大渋滞しているかもしれない。

煽り運転、焦った運転には、何の意味もないと断言できる。

余裕を持ちましょう。気持ちの余裕、そして時間の余裕を。

一番大事なのは、時間の余裕ではないかと。焦る気持ちを、時間がカバーしてくれる場合は多いと思う。というか、時間の余裕があればそもそも焦ることもない。

そんな感じで、余裕のあるドライバー、他者や他車に優しいドライバーが増えてくれるとありがたいと思った話でした。

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