CHINA TREND|2023年訪日インバウンド復活?
皆様、こんにちは!日本滞在歴11年、約200社ぐらい中国進出の実績を持つ日中越境ビジネスの架け橋_Kelvinです。
年末に近づいており、2022年残りはあと僅かとなりますね。さてと、しばらくNoteは更新していなかったため、直近のトレンドを見ていこうと思います。2023年の訪日インバウンド市場に影響を与える要素がたっぷり入っていますので、今のうちに注目すべきかと思います。
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❶中国、1月8日から入国時の隔離政策を撤廃
12月26日夜、国家衛生委員会は「新型コロナウイルス感染症乙分類区分管理実施全体計画」を発表し、中国人と外国人の移動管理を最適化し、入国時のPCR検査と全員の集中隔離政策を廃止すると発表した。2023年1月8日より、これまでの“14+7”、“5+3”の集中隔離も必要なくなる。
① 出発前48時間以内の陰性証明があれば、入国時の集中隔離は要らない
② 入国時のPCR検査や集中隔離を撤廃
③ 秩序を持った上で、国民の海外旅行を徐々に開放。
❷中国、1月8日より海外旅行ビザ用のパスポート申請受理を開始
コロナウィルスの予防制御と社会経済の発展を効率的に取り戻し、コロナの新段階における新しい状況や要求に積極的に適応し、国民の健康と生命を守り、中国人と外国人の交流を促進するため、国家移民管理局(SAMA)は2023年1月8日より移民管理の政策と措置を最適化すると発表した。
① 海外旅行や友人訪問のための普通旅券の申請手続きは順次に再開され、観光やビジネスで香港に渡航する本土住民の手続きも再開される予定
② 外国人一般ビザ、滞在証、滞在許可証の延長・更新・切り替えなどの申請手続きを再開
③ 港でのビザ発行を再開し、24時間/72時間/144時間のビザなし通過政策の実施を再開し、法律に従って一時的な入国許可証を発行する。
④ 出入国許可証の発行再開
⑤ 国境を越えた入出国は法律に従って再開
⑥ 香港、マカオを往来する本土住民と香港住民の許可証を持つ入出国者は、エクスプレス・ボーダー・クロッシングでの申請手続きが可能。
⑦ 試験的に、国際クルーズ乗客の出入国を再開
❸秩序的に海外旅行を回復、一時的に海外旅行地検索Volが10倍に
12月26日夜、国家衛生委員会は「新型コロナウイルス感染症乙分類区分管理実施全体計画」を発表して以来、旅行消費へのプラス影響は著しい。
Ctripのデータによると、政策発表後30分以内に、Ctripプラットフォームにおける海外の人気旅行先の検索数が前年比10倍に急増し、海外ホテルの検索数はいずれも3年ぶりのピークに達したという。
コロナ前に大ヒットしたいくつかの人気旅行先が、2023年の春節期間に検索ボリュームが大幅に上昇した。日本、タイ、韓国、米国、シンガポール、マレーシア、オーストラリア、英国などの、検索ボリュームが急速に増加し、人気の旅行先となっています。春節の団体旅行商品に関する検索も、6倍に跳ね上がったという。
また、ota大手の同城旅行のデータによると、ニュース発表後中国人観光客の人気海外旅行先トップ3は、日本、韓国、タイとなっています。 主な検索ユーザーは、北京、上海、広州などの1級都市から多いのようだ。
去哪儿によると、海外ホテルの予約も12月以降、徐々に増えてきている。フィリピン、フランス、タイはホテル予約の増加率が高く、フィリピンは1倍以上の増加率となっていたという。
News後市場の動き
Baidu指数
百度指数は一般ユーザに利用されるデータ分析ツールとして、キーワードの検索ボリューム傾向分析を行うことにより、世論、市場ニーズ、ペルソナなど多方面のデータを深く理解し、分析できます。
検索Vol.の変化に伴い、関連クエリの検索も明らかに上昇傾向。日本旅行マップ、心斎橋、日本観光攻略、日本のアウトレットなどのワードもTop10に入る。
巨量算数
巨量算数は巨量エンジン(ByteDance系)傘下のコンテンツインサイトツール。ByteDance社傘下のサービス(toutiao、Douyin、スイカ動画)などのコンテンツをバックに、巨量エンジンはそれぞれコンテンツのトレンド、産業研究、広告戦略などの洞察や観点からまとめたもの。
年齢層的に、やはり20代後半から40歳までの世代が一番関連コンテンツに引っかかりやすいし、ファッション、グルメ、歴史文化、旅行に興味を持つユーザーのTGIが割高です。
※TGIとは、特定の調査対象地域、地理的地域、人口統計学的地域、メディア視聴者、製品消費者など内のターゲットグループの強弱を反映した指標のこと。
まとめ
集中隔離の政策は解放され、海外旅行を3年も我慢し続けた中国人観光客の消費は大いに期待できるのではと個人的にそう思う。ただ、直近解放されたばっかりに国内の感染がものすごい勢いで広まっているのも事実。
今のうちに、インバウンド対策を予め打っておくことで、来年度のインバウンド売上回復に繋げる大事なポイントになるかと。
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