会社員マインド - 起業日記
今日は、僕が社会人として働きはじめた時から何度もトピックに挙がってきた「会社員マインド」に関してお話させてください。
起業した先輩に浴びせられた言葉
僕はずっと、世の中に新しい仕組みを創りたいと考えていました。様々な機会で、自分なりの考えを提案して、色んな縁で形になったものも出てきました。
時間経過とともに、自分だけではできない規模の新しい仕組みを作るべくプロジェクトを組んだりして進めてきました。ただし、1人でやるのと、複数名でやるのとでは全く話が違う。規模が大ききければ誰かから予算をもらわなければならないし、メンバーの意思疎通が図れた状態で、同じ方向にエネルギーを煤注がなければなりません。
プロジェクトものが、僕にはすごく難しかったんです。そして、環境のせいにしたくないので会社内だけではなく、会社の外にも話を色々持っていって、フィードバックをもらう機会を増やしたのですが、そこで会社を辞めて起業した先輩が口にした印象的な言葉がありました。
ハッとさせられました。
正直、会社員って僕はすごく楽だなと思っていたんです。
求められたことをすれば、結果がどうであれ責任は誰かが取ってくれるし、安定した生活がある。そうなると、自然と「どうすれば人が動いてくれるのか、どうすれば自分がやりたいことを実行できるのか」ということを根底まで考える機会がなくなっていました。その考えがないと、言葉に想いが乗らない。想いがないと、人は動いてくれない。
会社員マインド
会社員という立場に原因があるわけではないと思います。ただ、安定した立場だと、仕事に関して"本当に想いのある言葉"は、出てこないんだと思います。なんせ、あくまで仕組みの中の1人だし、自分がいなくなっても会社は確実に回りますので。
僕はかなり熱い思いで、香料業界の事業をしたいと考えていました。会社を辞めたきっかけも提案してきた香料関連の事業です。ただ、実際に会社を辞めて、構想していたビジネスモデルの需要検証のためにtodoを洗い出すと、「こんなこと、会社員の時にしておけばよかった…」ということばかりです。
フレーバードティーに特化したオンライン販売サービスを提供しようとしているのですが、そのために必要な許認可取得や業務運営上の確認事項などは、この独立した立場でなくてもできることがたくさんあります。時間をかけて調べるならば、学生でもできるようなことばかりです。
ビジネスモデルの構想は会社員の時から頭の中にあり、準備もできたはずですが、全くもってできませんでした。なぜならば、「起業家のマインド」になれてなかったからです。
当時の自分に伝えてあげたいですね。
「この手続きくらい、今のうちにやっておけ」
後悔先に立たず
さて、この立場でどうこう言っても意味がありません。逆にいうと、今私と同じ事業案を考えている人も、おそらく進められていないのは、当事者のマインドになれていないからです。そう言った意味ではアドバンテージ。コツコツと進めていきます。
何はともあれ、会社員マインドがなくなりつつある現状、本当に楽しいです。なぜならば、自分でオーナーシップをもって仕事をすることはこれまでなかったからです。様々な人生のきっかけに感謝ですね。
というわけで、会社員マインドをどんどん壊して立派な経営者になれるように精進します。また明日。