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大手商社をいきなり辞めてみた話 - 起業日記 Day 1

渡邊 健太郎です。久しぶりの投稿。
実は、2024年1月で現在勤めている双日株式会社を退職し、起業することにしました。今年は人生において、節目の年になります。

さて、起業というのは誰しもが通る道ではない上に、新鮮な自分の考えも残していきたいということもあり、Noteにまとめていこうと思います。


1.いつか訪れるだろうと思っていた未来

僕は、「世の中にない新しい事業を作りたい」という考えから、新卒で総合商社に入社しました。
実際にビジネス現場に身を置き、自身が手掛けてみたい新規事業創出の解像度が高まっていく中で、小さな失敗とピボットを繰り返しながら行っていくデータを活用したBtoCビジネスがしてみたいと考えるようになってきました。

そして、ぼんやりと「近い将来、自分自身で会社を設立してビジネスを展開したい」とも考えていたんです。ただ、これは自分自身で行動しないと実現しない未来なんですよね。今思えば、大学受験も就職活動も、「周りの人がするので、自分もするか」という思考で敷かれたレールの上を歩いてきた感じはありました。

社会人になった今、起業という人生選択を後押ししてくれる節目というのは、来ないことを、ふと感じました。

2.人生選択で迷った際には

僕は、正解のない議題と向き合う際には、極論で 考えてみることにしています。

起業するためにどんな準備をしたら良いのだろうと考える中で、起業家の方にもたくさん話を聞いてきました。
そのほとんどの方から
・準備などいつまで経っても整わないから、やってみることが大事
・どうせ最初のビジネスアイディアの殆どは失敗する
・事業内容はピボットとしていくのが当然
こういった発言を聞いてきました。

「ああ。戦うための武器をいくら揃えても、実際に戦わないと勝てるのかわからないのだろうな」と感じたんです。

極論、「では、環境飛び出してやってみるのが良いじゃん?」と結論づけたわけです。

天秤にかけるのは、大手企業での安定した生活、潰しの効くキャリア形成、社会的な信用など…たくさんありますね。ただ、天秤の皿に乗っているどんな要素も、僕が重要視してきた「世の中に新しい仕組みを作りたい」という思想とバランスするもの等ありません。思考がシンプルになります。

そして、退社を決意した時、なんだか非常に清々しい気持ちになりました。初めて、自分の人生のオーナーになれた感じがしたんです。
極論で考えて行動したからこそ訪れた、最高の人生の幕開けということです。

3.大手企業を辞めてまで掴みたかったもの

今現在勤めている会社の中でも、新規事業をいろいろ提案してきました。
ですが、やはり需要検証の段階で前に進められない事業内容もあり、少し自分の中で「足踏みしているな」と感じることが、特に5年目(2023年度)になってから多かったです。

人生において1番大事なものは、「時間」だと僕は思っています。
特にこの20代の時間をもっとアグレッシブに使うべく、小さなステップでもいいからどんどんアクションをして、失敗も重ねていきたいなと感じたので、このタイミングで環境を変えてみようと決断しました。

4.周りの人の価値観

やはり周りからは、「大丈夫なのか」と言われたりするんですよね。
やっぱり人って、多くの人が歩む道から逸れれば逸れるほど、 心配したくなるものだし、悪気ないものだと思うんです。

ここでまた、僕は極論で考えます。
そもそも就職する前から「大企業での安定した仕事」で送る人生は、
全くもって理想な人生ではなかったんです。
就職活動の時には、福利厚生など一切見ずに、ビジネスの規模感と新しいことに取り組めそうか否かで、心から「商社で働いてみたい」と思っていました。

僕の人生の幸福は知的好奇心を満たすこと。

働き方としては不安定でもいいから、様々なことに挑戦することが
新しい価値観に触れる機会を増やすと思うし、そういった生き方を
体現している大人が、自分の中ではすごくかっこよく映りました。

それで言うと起業というアクションができたことは、良い方向に向かっているのでは、と思っています。

そして、そのことを客観的な視点からも感じました。
周りの人に会社を辞めますと言った際に、半分ぐらいの人は「いつかやめると思ってたよ」と声をかけてくれたので、そういう風に周りからも映っていたんだと思います。

5.そんなわけで

これから、私は大手の会社員という看板を捨て、1から事業を作っていきます。構想しているビジネスモデルはいくつかあるのですが、その辺りを追ってまた書いていきますね。



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