フランス人は休み方が上手
お久しぶりです。今、私はフランスのボルドーに来ています。
来週から始まる仕事の準備のために朝からキーボードを叩き続けていたのですが、ホテルの窓からまぶしい陽の光が差し込んできたので、少し散歩することにしました。
4月最初の週はヨーロッパを大きな寒波が襲い、せっかくの春気分が遠のいてしまった感がありましたが、今週末はとにかくご機嫌なお天気。町中の人たちがこぞって屋外に繰り出しています。初夏を想わせる暑さで、半そでの人がほとんど。
私は時々仕事でフランスに来る程度で、長く住んだことは一度もありません。ですが、いつも来るたびに感心することがあります。それはフランス人をはじめ、ヨーロッパの人たちは「休み方」が上手いということ。
休み方といっても、もちろんサボりではないですよ。
正式な休日に、しっかりと心と身体を休ませるのがすごく上手なのです。
それも、ほとんどお金がかからない方法で。
私などは昔からゲームに釣りに音楽に…と多趣味でしたので、余暇=お金がかかるもの(かけるもの)というイメージです。一日空けばすぐに街に繰り出して、新しい刺激を求めてしまいます。休みの日に友だちと会おうとなったら、ごはんを食べに行こう、映画を見よう、買い物をしよう・・・ととにかくお金がかかる「予定」を立ててしまいがちです。
ですがヨーロッパでは、例えば友人と会っても公園でひたすら日向ぼっこをしたり、川を見ながらおしゃべりしたり、あるいは湖や海までサイクリングしたり・・・と、健康的でお金のかからない過ごし方をする人が多いのです。
自然の中に身を投じて、日がな一日、家族や友人とゆっくりした時間を過ごす。しっかり自然のパワーを吸収して、言いたいこと吐き出して、身体の中をすっきりさせてから、また月曜からの仕事に取り組む。実に自然体で合理的な休み方ではないでしょうか。
そんなわけで、フランス人の休み方に感心した私は、またホテルに戻ってキーボードを叩き始めましたとさ。
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