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Je suis une tortue 歌詞和訳

 今日の曲のタイトルは、

 「私はカメ」

 です。

 どうでもいいことなんですが、筆者は小さい頃からカメが大好きで、小学校の高学年くらいまでカメのぬいぐるみと一緒に寝てました。上のカバー画像は、数年前に沖縄でダイビングをしたときに、たまたまウミガメと出会えて感動したときの写真です。

 (ただ、この歌に出てくるカメのイメージは、ウミガメではなくリクガメです。あしからず。)


1. 歌詞&和訳

Je suis une tortue, une torturée
私はカメ、いじめられっ子

Je me montre nue quand je suis bien lunée
照らされると頭を出して

Je me montre plus quand je suis accablée 
いじめられると引っ込めて
Je suis une tortue, fragile au fond
私はカメ、ほんとうは傷つきやすくて

Je suis un peu mordue mais forte en front
少し噛みつかれるけど甲羅はかたい

Si ça répond plus, je suis à la maison
もし反応がなくなっても、中にいるから大丈夫
Non, j'suis pas lente
いいえ、のんびりしすぎなんかじゃない

Je prends mon temps
自分のペースなだけ

Rien ne sert de courir si c’est dans le vent
風が強いと走っても意味ないもん
Non, j'suis pas lente
いいえ、のんびりしすぎなんかじゃない
Mais j'veux bien faire
でも、よく生きたい

Je veux vivre l'été autant que l’hiver
冬と同じだけの夏を過ごしたい
J'écrase tout, j'écrase fort
すべて踏みつけて、強く踏みつけて

Je crois en moi, je crois en nous
自分を信じて、仲間を信じて

Car quand ça roule, ça roule fort
だってうまくいく、とてもうまくいってる

Je n'ai plus peur de rien
もう怖くないから

Je marche libre la tête haute
頭を上げて進むわ

Pour respirer
息をするために

Pour respirer
 
息をするために


J'ai pas vraiment d'âge, ni vieux, ni sage
そんなに歳じゃないし、老けてもないし賢くもない
J'aime bien le confort de mon habillage
快適ないまの暮らしが好きだし

J'aime me balader, admirer le paysage
散歩して、景色を楽しむのも好き
Un peu solitaire mais jamais seule
ちょっとさみしいけど、決して一人じゃない

À vivre sur terre on est des tonnes
この地球に生きる存在はいっぱいいる

Y a pleins de tortues que j'ai au téléphone
 
電話できるカメもたくさんいる
Regarde le monde
見渡してみて

Sors de ta coquille 
殻を破って

La terre est bien plus grande quand on y vit
私たちが生きてる大地はもっと広い
Regarde le jour
昼を見て
Regarde la nuit
夜を見て

On peut être des tas d'étoiles qui brillent
無数の輝く星に、私たちもなれるかも
J'écrase tout, j'écrase fort
すべて踏みつけて、強く踏みつけて

Je crois en moi, je crois en nous
自分を信じて、仲間を信じて

Car quand ça roule, ça roule fort
だってうまくいく、とてもうまくいってる

Je n'ai plus peur de rien
もう怖くないから

Je marche libre la tête haute
頭を上げて進むわ

Pour respirer
息をするために

Pour respirer
 
息をするために

Pour respirer 
息をするために
Respirer
息
を
Respirer
息
を
Respirer
息
を
J'veux respirer
息してたい

Respirer
生きてたい


2. 感想

 とにかくかわいい歌……!

 カメの可愛さとか健気さが、これでもか!と伝わってきます。

 イントロの金属打楽器のようなカンカン、カラカラ、という音が、カメの甲羅を連想させます。

 日本の「浦島太郎」もそうだけど、カメがいじめられるという表象は、万国共通なんでしょうか。甲羅の中に首を引っ込めて、なんとかその場を耐えしのぐ、みたいなイメージがやはりあるんでしょう。

 それでも、いじめられてグレてしまうのではなくて、いつか逆転することを狙って、前向きに歩いていく、っていうところにいじらしさがあるんですよね。マイナスのことがあっても、プラスに変えていこうとする。そこが、悪く言えば世間知らずなのかもしれないけど、思わず応援したくなってしまう。

 サビでは、« respirer » という語が何度もリフレインされているのが印象的です。カメが甲羅から出した首を高くあげて呼吸をしている様子を思い浮かべると、ふだん私たちが意識せずにやっているような「息をする」という動作すら、カメにとっては積極的な意味を持ってるのかな、と思えてきます。

 いじめられても、一歩が小さくても、じっくりと前向きに歩いていくカメの健気さに、自分も頑張らなきゃな、と思える一曲です。

 

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