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それでもなぜ、会社員になりたくないのか。

色々ともやもや考えていたので、思考の整理の場として。ぐちゃぐちゃな記事が出来上がるはず。しかし、重要な論点が含まれているはず。

最近はnoteがポエム化してきた自覚があるものの、まあ感情に訴えかけるような記述でも悪くないような。

会社員になるっていうのは、とても楽なことだと思います。給与計算から何でも、組織が自分の代わりに働いてくれます。

一般には、会社員として働くことに「つらさ」を感じる人が多いように思います。しかし、実は会社員という属性によって、その人の信用や安定が保たれています。銀行に行けば、経営者やフリーランスの人権がないのはよく知られている事実でしょう。

会社の看板を背負うということは、個人の信用力を超越した圧倒的なパワーを手にすることに他なりません。この信用力・担保力を個人で獲得しようとすれば、経営者であれ、フリーランスであれ、それは並大抵のことではないでしょう。

こうした安定的な状況を得られるにも関わらず、なぜ自分は会社員になりたくないのか。

それは、そもそも安定的な人生を求めていないからです。アップダウンの激しい、言い換えれば、リスクとリターンがはっきりとした人生を望んでいるからです。リスクとリターンはトレードオフです。安定的な収益を望めば、もちろんハイリターンを望むことは難しくなる。

会社員として働けば、確かに安定的な地位と暮らしを手に入れることが出来ます。生きていく上では、何に困ることもない。働くのがつらいとか、上司が嫌だとか、そういうのはまた別次元の話です。ここでは、会社員として働けば、安定的な人生を過ごせる可能性が高いことを主張しています。リーマンショックのような経済的大事件は存在するものの、もちろん本稿では「絶対的な安定性」を主張しているわけではないので、あしからず。

確かに、高年収が確約されている職業も存在します。外資系投資銀行はその代表例でしょう。彼らは、およそ年収2,000万とかそれ以上の額を平気で稼いできます。一般的に見れば、年収2,000万があれば十分に豊かな暮らしが出来ますよね。

しかし、経営者や投資家と比べるとどうでしょうか。別に外銀を批判するわけではありませんが、上記の職種と比べれば、外銀で働く人は「ただの会社員」であり、それに伴って、年収も相対的に低くなります。

以上のことを考えると、色々な疑問点が湧いてきます。

「会社に属さなくても稼げる方法はあるのに、なぜ組織に自分の収益を搾取されなければならないのか」
→会社に属せば、会社のブランドを後ろ盾にビジネスが出来る。自分の収益だと思っていたものは、実は自分の収益ではない。

「個人では稼げないのでは?結局は会社員として働いた方が稼げるのでは?」
→これは、前述のリスクとリターンのトレードオフに起因する。おそらく、収益の期待値(平均)自体は独立の方が低いものの(職業ごとの平均年収をみれば明らか)、一発逆転のイメージで高収益を得られる可能性も有する。自分が一発逆転できる人だと思えなければ、会社員を選択するのが安牌。

他にも色々あるのですが、本稿ではこのくらいにしておきます。

こうした疑問を丁寧に洗い出していくと、総合的に自分は会社員に向いていない気がする、という結論が得られます。1つの要因だけに理由を求めることはしません。なぜなら、1つの要因だけでキャリア選択を行うのは適切とは言えないから。

思いついたことをふらっと書き留めていきます。