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当直明けの連続業務の影響

普通の人には考えられないだろう。

朝7時から普通に仕事が始まる。これを例えば月曜日としよう。

その日は手術だ。カンファレンス・回診を終え、9時には入室し手術開始。

手術が終わったのは16時。そのあと、術後対応をし再度カンファレンス・回診。

17時に終わることもある。しかし今日はこのあと当直だ。そのまま病院に泊まらなくてはならない。

術後管理をしつつ、他の重症患者の対応もする。場合によっては救急外来に患者が来ることもある。

もちろん、なにもなく暇な時もある。

ご飯を合間で食べて気付いたら寝る時間。

0時就寝。



しかしそのあとも数回は必ず病棟から電話対応の連絡がある。場合によっては夜中に緊急手術になり寝られない時もある。

自分のベットではない簡易のところ。決してホテルではないのでいい環境ではない。

そして何度も起こされる。そしていつ起こされるかわからない恐怖を抱えながら寝る。

それでも朝はやってくる。

火曜日だ。

朝がやってきたらまたカンファレンス、回診だ。

そして手術。

そうやって丸々2日間終えている。

場合によっては火曜が外勤でそとの病院にアルバイトの日のこともある。

そして外勤で働く先ではそのまま当直。

救急外来をやり病棟対応。

気付いたら水曜日の朝。

次は大学に戻らないと…

大学で手術に入ると水曜日は終わっている。

よーやく家に帰宅できた。木曜日はまた当直だ…


と当直を繰り返す日々。


外勤という制度があるためにいくつもの病院を梯子する。

その際で一つの病院ではカウントされない労働時間を強いられているが自己申告でなかなか世間には認知されていない。

良く耳にするのは当直明けの追突事故。眠くて判断が遅くなったという人は多い。

自分の場合翌日手が震えるため正確性が下がる。


この前初めて当直明けに帰宅できることがあった。


平日の昼間から太陽を浴びられる。これはいつぶらいだろうか。

こんなに太陽が眩しいだなんて。

そしてその翌日の仕事までの隙間時間が長いから身体もリフレッシュされる。

メリハリが違う。気持ちがものすごく楽になった。

これだけ働かせても日本の医師は海外に比べて給与はものすごく低い。

海外の医師は働き方が全然違う。夏休みが3ヶ月もあるところもある。

もう一度働き方考えませんか?

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