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スポーツ現場での通訳に必要な言語力

皆さん、こんにちわ。

社会人ラグビーチーム、近鉄ライナーズでコンディショニングコーチをしている寺田です。

今日は昨日からの続きで、スポーツ現場での通訳に必要な言語力について書いていこうと思います。

私が思う『言語力』の要素は大きく2つ。

『対象となる外国語のレベル』と『国語力と考える力』です。

対象となる外国語のレベル

これはどれぐらい必要なのか?

一般的に通訳をするには900点以上の英語力が必要と言われているようですが、個人的な感触として『そのスポーツの経験が無い』のであれば、
900点では足りないと思っています。

これはチームにくる通訳候補の方々と英語で話したり、実際に通訳しているところを見ての感想です。

ただ、昨日も書いたようにこれはラグビーの様に監督・コーチに外国人が多数いる場合。
選手の少数が外国人であるならばそうでは無いと思いますが、実際にそういった現場で働いたことが無いので想像の域を出ません。

ちなみに、私は2011年に帰国して受けたTOEICは960点ぐらいだったと記憶しています。
そこから4年間ほとんど英語を使わなかったのにあまり衰えてなかったのは元々リスニングの方が得意だったからかと思いますね。

国語力と考える力

これは昨日も書いた論理的思考力の

『こういった場面だから、こんな事言うかなぁ』という予測や

『○○って聞こえたけど、昨日言ってた事と違うけど聞き間違いかな?』という事にもつながりますが、

国語力がそもそも無ければ言葉を聞いていても理解することができません。

なので、国語力が無ければ、例え英語を話せたとしてもスポーツの現場で通訳はできません。

『英語が話せるのに通訳できないわけないでしょ!』っと思う方もいるかもしれませんが、

国語力が無ければ聞いた言葉の意味を理解することができないので、土台となる国語力で考える力がないなら、
第2言語でなんて考えたり、まとめたりできるはずがありません。

まとめ

スポーツの現場で通訳をするには

・高い英語力が必要(特にスポーツが分からない時)
・高い日本語力も必要

という事です。

スポーツ現場での通訳をしたい方は単語を覚えまくって英語力を上げて、

本をたくさん読んで日本語で考える力を養ってください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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