"J"を"し"と書いていた人でもチーム通訳になれる
皆さん、こんにちは。
社会人ラグビーチーム、近鉄ライナーズで
コンディショニングコーチをしている寺田です。
自己紹介の記事でアメリカの大学、大学院に留学していた事を書きましたが、
私は小さな頃から英語を勉強していた訳ではなく、
中学校で英語の授業を受け始めても得意では全くありませんでした。
今だに恥ずかしいのが、中学校の初めての英語のテスト。
確か中間テストだったと思いますが、
『J』を『し』と書いて『しapan』と書いたのを覚えています。。。
そんな英語に対して大いに躓きながらスタートした私でも、
その5年後には留学する事を決め、
そのまた5年後にはアメリカで大学院に行き、
そこから6年後にはラグビーチームで通訳も兼任するのですから、
人生何が起こるかわかりませんね。
そんな日本での学生時代に英語に対して躓き、全く話せなかった私が
何故、6年半もアメリカで過ごせたのか?
何故、通訳の勉強をした事も無いのにプロチームで3年間も通訳を兼任できたのか?
理由はすごくシンプル。
それは、英語を使う必要に迫られ、使えるようになったからです。
大都会であれば日本人も沢山いるし、日本人のコミュニティも多いですが、
私がいたのは人口2万人(大学4年間)、そして人口1万5千人(大学院2年)の『超』がつくど田舎。。。
『英語圏の田舎』で生活するには英語を話すしかありません。
また、『英語は難しい』と感じる人もいるかも知れませんが、
誰でも英語は話せます。
英語に比べたらひらがな、カタカナ、漢字がある日本語のほうがよっぽど難しい!とは英語とは別に母国語がある選手がよく言う言葉です。
では、何故多くの人が英語が話せないのか?
私が思う英語が話せる様になるポイントは3つ。
なので、これを話せない人はこれを外している事が多いです。
一つ目は
『英語を使って何かしたい事があるかどうか』
私だったら
英語を使える様になって
・『アスレティックトレーニング』(という学問) を学びたい!
・アスレティックトレーナー(ATC: アメリカでは国家資格)になりたい!
という『英語を学んだ先の目標』がありました。
英語を学ぶことが目的だけだとモチベーションを保つのも難しいと思います。何のために話せるようになりたいのかが曖昧になりますからね。
『英語が言語として好きだ!』
という方以外は『英語を学んだ先の目標』が絶対に必要だと思います。
2つ目は
『英語を話す事への抵抗を無くす事』
間違えても、なんでも、話さなければ伝わらないですし、
言葉は『道具』なので使わなければ使い方を覚えません。
また、覚えても忘れてしまいます。
それに自分で話す、発音することによって耳も慣れてくるので聞き取れるようにもなってきます。
3つ目は
『そもそも英語が必要な環境にいない』
日本に住んでいるだけでは、英語で話さないといけない状況はほとんど起きませんよね。
2つ目のポイントのところでも書きましたが
『言葉は道具』
なので使えば使うほど話せるようになるし、聞けるようになります。
逆に言うと、一つ目の『英語の先の目標』が無くても、英語を話すしかない環境にいれば勝手に話せるし、聞けるようになります。
生きていけませんからね(笑)。
という事で、長々と書いてきましたが参考になったでしょうか?
誰でも『本当に必要な状況』になれば英語も他の言語も話せるようになると私は思っているので英語を勉強されている方は
『自分は何故、英語を使えるようになりたいのか?』
を深堀りすると、根気強く取り組めると思うので是非考えてみてください。
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