ラグビー高校大会中にできる『リカバリー』の3つのポイント
皆さん、こんにちは。
オンラインでジュニアラグビー選手をサポートしていきたいと考えているコンディショニングコーチの寺田です。
花園ラグビー場では昨年末から高校ラグビーが開催されていますが、いよいよ大詰めですね。
今回は大会中にできるだけ良い状態で試合に臨む為にできる事について考えてみました。
そもそもタイトな日程
近鉄で働き出して毎年思うのですが、高校大会の日程はかなりキツイです。
12月27日と28日が1回戦で、2回戦は30日。
28日に試合があったチームは次の試合まで中1日しか無く、
3回戦は1月1日、
準々決勝が1月3日、
準決勝が1月5日なので基本的に決勝までは中1日のスケジュールです。
いくら若い高校生とはいえ、身体をバチバチ当てて、走って、ぐちゃぐちゃにされるのがラグビー。
かなり身体はキツいはず。
チームによるリカバリーの為の戦略が大会後半になるほど現れてくるのでは無いか?と感じました。
実際に取れる戦略その1: 食事
では、実際にチームが取れる戦略はどんな事があるのでしょうか?
少し私の考えを書いていきたいと思います。
やっぱり1番はしっかり炭水化物とタンパク質をできるだけ早く摂る事でしょう。
身体を回復させるにもその為の材料が無ければどうしようもありません。
試合が終わったら一刻でも早くエネルギーを入れたいです。
近鉄ライナーズでも試合後の選手に提供していますが、
タンパク質や炭水化物を含んだドリンクやゼリーは消化に時間もかかりませんし、オススメです。
その後、バランが取れた食事からタンパク質、炭水化物だけで無い脂質、ビタミンやミネラルも摂る。
基本ですが、基本だからこそ大切です。
実際に取れる戦略その2: 睡眠
2つ目もまた基本の『睡眠』。
しっかり夕食を食べて早めに就寝する事です。
翌日の試合時間が早い時は8時間以上の睡眠を確保するのに特に早く寝る事が大切ですが、
早くベットに入る習慣が無い選手はなかなか大会中に変えるのは難しいかもしれません。。。
特に寝る場所が変わる事で睡眠が浅くなってしまう事もありますしね。
それらを踏まえて食事のタイミング、
お風呂のタイミング、
チームでのストレッチの有無、
スマホの使い方などについて選手へ事前に話しておくとスムーズに行きそうですね。
基本の睡眠ですが、考えてみると実はできる事があるものです(笑)。
実際に取れる戦略その3: 軽い運動
これは試合の翌日にできる事ですが、チームよって専門スタッフのサポート体制も違うと思うので
1番差が出る部分かも知れませんね。
試合の当日もできれば良いでしょうが、
ストレッチやスポーツマッサージなどを受けたり、
ジョギングやウォーキングなどで軽く汗が滲む程度に身体を動かすことは血流を活発にして身体に栄養を行き渡らせるのに大切だったりします。
そしてまた食事をしっかりとって、睡眠をとって明日に備えるという流れですね。
実際に取れる戦略おまけ: アイスバス
少し時期的には寒いですが、試合の後にはアイスバスも効果的だと思います。
試合で身体を当てているので青あざにはならなくても炎症は身体の各部に起きているでしょう。
その炎症を冷たい水が入ったお風呂で抑えるのですが、
風邪をひいては元も子もないのでお風呂に入って身体を温められる様な場所でする事や交代浴でも良いかもしれませんね。
まとめ
今回思いついたのはこんな所でしたが、如何でしたでしょうか?
チーム関係者の方からすれば既に取り組まれているものばかりかも知れませんが、
少しでも選手のコンディション回復に繋がるのであれば何でもしたいですよね。
コロナウィルスの影響で開催が危ぶまれ、満足にトレーニングもできてなかったであろう今年の大会。
ここまで来れた事も素晴らしい事だと思うので、しっかり回復して、選手は最後まで戦える様に頑張って欲しいです!
最後まで読んで頂いてありがとうございました!
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編集後記:
年末年始でオートミールを食べてなかったので、久しぶりに食べると美味しいです♪
プロテインを入れて甘くしても良いですが、
塩胡椒、中華スープ、卵
を入れて熱湯をかけてさらに電子レンジでチンすると、中華粥風になって美味しいですよ。
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