スポーツ現場での通訳に必要な 言語力以外の3つの能力
皆さん、こんにちは。
社会人ラグビーチーム、近鉄ライナーズでコンディショニングコーチをしている寺田です。
今日からチームには外国人スタッフと外国人選手数名が2週間の隔離期間を終えてチームに合流しました!
詳しくはチームのTwitterアカウントをご覧下さい。
なので私も英語でコミュニケーションを取ったり議論をしたり、
練習中やちょっとしたMTGで通訳をしたりする機会が増えてきています。
そんな通訳サポートもする私が思う
『言語力以外で』必要な能力について3つ書いていきたいと思います。
ちなみに私が思う『言語力』とは
『通訳対象となる外国語』と『母国語』の力ですが、これについてもまた機会をみて書く予定です。
1つ目はズバリ『度胸』。
これは監督・コーチが外国人の時に特に必要になると思っているのですが、これには色々なタイプの度胸が含まれます。
外国人コーチの指示を多数派である日本人選手に自信を持って伝える為の度胸。
外国人コーチの話が分からなかった時にMTGを止めて確認してから通訳をする度胸。
間違えてしまっていた事に気づいた時にすぐに確認して訂正する度胸などなど。
発言には責任が伴うのでそれを受け止める度胸が必要です。
そして、選手が外国人の場合は最悪その選手しか間違えないので、間違えていてもそこまで大事にならなかったりします(笑)。
2つ目は『論理的思考力』
言語力とも重なってくる所ではありますが、例えば日本語と英語を話せる人が全員通訳になれる訳ではありません。
特にスポーツの現場ではテンポが大切なので一字一句訳すのでは無く、意訳する必要が多いので発言の意図や要点をまとめて伝える事がとても大切になります。
それには聴いたことをまとめる論理的思考が必要不可欠です。
3つ目は『恐怖心』
1つ目の『度胸』とは相反するモノではありますが、プロスポーツの現場で通訳をする人は適度の恐怖心、もしくは緊張感を持って仕事をするべきです。
何故なら、
もし試合中に通訳に失敗して、
コーチの意図とは違う事が選手に伝わっていれば試合に負ける可能性が高まります。
そうなれば選手やスタッフのクビが飛ぶ事もあります。
練習中に通訳を失敗すれば
選手が間違った動きをして怪我をする可能性もありますし、
練習の質が下がって試合に悪い影響を及ぼす事もあります。
これは怖い事ですが普通に起こりうる事です。
それを忘れない。
常に失敗できないという恐怖心や緊張感を持って仕事をする。
その上で論理的思考を使って内容を早く正確に把握し、度胸を持って発言する。
まとめ
・度胸
・論理的思考力
・恐怖心(緊張感)
がスポーツ現場の通訳には求められると私は考えているのですが、
もしかしたらスポーツの現場で働く全ての専門家に必要な能力かも知れないなぁと今は思っています。
将来スポーツの現場で働きたい方、関わりたい方の参考になっていれば幸いです。
最後まで読んで頂いてありがとうございました!
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