あなたは過去の世界を生きている
前回記事では、成功方法が分からない理由について書きました
実は、成功方法が分からないというのは当たり前のことで、脳のRASという機能によって見えていないだけなのです
このRASというのは、自分が重要だと思っていることしか見せないので、成功したいと思うなら自分が重要だと思っていることを変えて見えてる世界を変える必要があるという話をしました
↓↓前回の記事はこちらから↓↓
今回は、前回の続きで自分が重要だと思っていることが何によって判断されているのかを書いていきます
脳が何を重要だと判断するかは、とても単純で“昨日までの自分が重要だと判断していたもの”です
つまり、僕たちが見ている世界というのはRASを通して過去の記憶によって出来上がった世界をみているということになります
では、昨日までの自分が重要だと判断していたものとは何によって決められているのかというと、それは情動記憶によって決められます
情動記憶とは、強い感情をともなった出来事の記憶で、失敗の記憶などの悪い記憶だったり幼い頃の成功体験などの良い記憶などがあげられます
情動記憶によって決められているとはどういうことか・・・
例えば、子供の頃にレストランで騒いで怒られた子供は、怒られたというのに強い感情がともなうので、それがレストランでは騒いではいけないという情動記憶として残ります
逆に、子供の頃にレストランで静かにしていて褒められた子供は、褒められたというのに強い感情がともなうので、それがレストランでは静かにした方がいいという情動記憶として残ります
僕たちが、普段レストランで静かにしているという無意識の行動はこういった過去の情動記憶によって決められるのです
他にも例をあげますと、子供の頃にコーヒーを飲んでひどく苦くていやな経験をした場合にも、その時のいやだという感情がともなうのでコーヒーを飲まないという情動記憶として残ります
ですので、「コーヒーにしますか?紅茶にしますか?」と聞かれたときに無意識に紅茶を選ぶという選択すらも情動記憶によって決められます
つまり、情動記憶というのは僕たちの無意識の行動や選択に大きな影響を及ぼしていると言えるのです
なので、過去の情動記憶を細工して、自分の実現したいことを重要なことだと無意識レベルで判断したときにRASというフィルターが外れて成功する方法などが見えくるようになるのです
では、どのようにして過去の情動記憶を細工するのか?
ここで多くの人が勘違いしてしまうのは、過去の情動記憶を細工するために退行催眠などの手段を選ぼうとします
これは大きな間違いで、退行催眠などで過去の情動記憶を細工しようとした場合、最悪トラウマを悪化させるなどの大きなリスクをともないます
また、仮にうまくいったとしても、必ずしもあなたの成功の実現につながると言われたらそういう訳でもありません
では、どのように過去の情動記憶に細工をするのが良いのかというと、それは未来への働きかけをすることです
この未来への働きかけとはどういうことなのか?
実は、未来への働きかけをする方法はいくつかあるのですが、それを説明する前にやっておくべきことが1つあります
それは正しいゴールを設定するということです
当たり前の話ですが、未来への働きかけをするのにその未来(ゴール)が決まっていなければ話になりません
このゴールを設定するというのは簡単のように思えますが、実は多くの人がゴールの設定を勘違いしてたりします
どういうことかというと、多くの会社や自己啓発書には“自分が達成できそうな目標を立てなさい“と言われたり書かれてたりします
実は、これって脳科学的には間違っています
なぜかと言いますと自分が達成できそうな目標というのは、言い換えれば「現状の自分で達成できそうだから今のままでも大丈夫」と現状の自分を肯定しちゃっているということになるのです
もし、このようなゴールで未来への働きかけをした場合、より現状の自分を重要だと感じてしまいRASによって現状の外が見えなくなってしまうのです
では、正しいゴールの設定方法は何なのか?
それに関しては、次回の記事で書こうと思います
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