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伝える力

とある和食店
開店してしばらくして
4人ほど会社勤めのお客がお店に入ってきた

席についておしぼりを受け取ると
まっ先にお客は店員に
「とりあえずビール!それと、お造りの盛り合わせ!」
そんなよくある光景だ。

軽くお酒呑んで、仕事で盛り上がってるお客達
仕事が上手く行ったのか愉しそうだ

そんな楽しげなお席が、
料理が出た途端一瞬会話が止まったのだ!!!

なぜなら、魚を切って盛り付けただけのお造り

そんなお造りが
料理人の「思い」でお客の会話を
一瞬止めてしまうのだ!

一瞬会話が止まるくらいの「力強いお造り」

料理人の「思い」や「気持ち」が
「お造り」を力強いものに変えるからだ!

和食職人時代に大将はこう言ってた
客の会話が止まるくらいの料理を出せ!

料理人時代の思い出話です。


実はこの話を書く前に、
「書く原動力」なんて文章を書いたのですが
なんだか伝わらないなと思い
この「伝える力」でブラッシュアップしました。

あと、謝らないといけないのが
お客様のことを
「お客」と書いてしまい申し訳ございません
文章の雰囲気を出すためです

接客業の私達はお客様に来ていただいて
私達の生活を支えて頂いているのを忘れてはなりません。