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クラシック音楽を聴いて思ったこと

今日は夜からピアノのリサイタルへでかけた。幸運にも家が名門コンセルヴァトーリオの近所にあるため、週に2回ほどのペースでリサイタルに出かける。今日の演目はシューマンとカステリオーにムスリムスキーだった。
 しかし、クラシック音楽とは実に不思議なものである。何世紀も前に作曲された音楽が、様々な演奏者によって現在まで弾き続けられてきた。   時には、一つの曲を誰が一番に弾けるか競い、時には独自の解釈によって自分の個性を表現する。
一体「クラシック音楽」とはなんだろうか。クラシック音楽とは時間が作り出したのであろうか。それともピアノやヴァイオリンといった楽器が作り出したものだろうか。それともヨーロッパという国が作り出したものかもしれない。しかし、私は専門家ではないので正体は知らない。どちらにせよ、クラシック音楽は素晴らしいと思った。
 時々クラシック音楽は「リデザイン」ではないかと思うことがある。何世紀もの間、様々な人々によって一から解釈され研究されていき、理想の音楽へと近づける。それと同時に演奏者の腕も磨いていく。
 そうなってくると疑問はさらに増え、いい音楽とはなんであろうか。作曲家が求めている演奏なのか。客が満足する演奏なのか。
 では題名とはなんであろうか。題名とは、曲を解釈するための手がかりであり、サインデザインの考え方に似ているようにも思える。
 何事も、突き詰めていくと深いものである。そしてデザインである。
 

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