海外営業の"リアル" 11
"海外営業になる為にはどのくらいの英語力が必要ですか??"
よく訊かれる質問だが、回答するのが難しい。
各社応募要件に定めている一定の基準は存在するが、千差万別である。よく新卒求人で見かけるのは、"TOEIC○○○点以上"、"英語の読み書きができる事"、"英検○級以上"。(私が就活していた頃=10年前以上は、英検準1級、TOEIC700点以上等は見かけたような気がする…。)
中途採用の場合、"ビジネス英語使用歴3〜5年以上"等も見かけた事がある。
私個人的には、これらの資格は英語力だけでなく、自分が"一定の努力ができる人間"である事を"客観的"に証明できるものだと思う。
私は入ってから"努力ができる"ことが重要だと思う。採用担当者も面接でそこを見ているのではないかと思う。
英語力のブラッシュアップ+業界での専門知識を日本語+英語で身につける事がどの会社に入っても求められる。(専門的な事について英語で説明できるようになる為には、前提として日本語で背景的知識を学んでおく必要がある。)
それには日々の仕事に加え、おそらく家での自主的な勉強も求められると思う。(私の場合は必要でした。)
私も新卒での工場研修中、海外営業として働き始めた時にも、英語の勉強+英語を使っての専門知識の習得に取り組んだ。専門的な内容(理系)なので、私の場合は人一倍時間がかかる事がみえていた為だ(理系科目は大の苦手)。私の場合は、英語への興味の方が強かったので、まずは英語で専門的な説明文を読み、わからない単語を調べ、読み込んだ。その後で日本語で関連知識について調べていき、理解に努めた。
私は英語を"学びの入り口"として使った。
英語力と同様に、自らコツコツと知識を吸収し、コツコツと努力を積み重ねられる力が、海外営業職には求められると思う。
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