海外営業の"リアル" 8

海外出張に出る際には色々な準備が必要になる。

言わずもがな、事務所にいれば簡単に見られる図面やデータ等も外部からはアクセスができない。(今は変わっているかもしれないが、当時はなかった。)

・カタログの準備
→初めて訪問する顧客に対しては、業界に合ったカタログを渡す為、紙ベースでカタログを用意しておく。電子ベースでも提出はできるが、名刺をとめて紙のカタログを渡しておけば、後日相手も訪問した際の記憶を遡る事ができる。荷物は増えるが、帰国時にらその分のスペースが減る為、どれだけ顧客を訪問できたのかを改めて実感する。

・英語
→初めての訪問であれば、カタログの英語版をコピーし、一読後に不明な単語を調べ、覚え込む。(カタログは全てのベースと考える。)
業界用語、専門用語は知らないという前提で、知っている単語でも意味が取りにくいものはまずは調べてみる。新しい発見は意外に多く、カタカナになっている単語は注意して覚えていく。
背景的な知識は日本語でも十分に理解しておく。

・訪問の際に使用が予想される製品の図面データと使用状況リストの準備(メーカーの場合)
→その場で書き込めるように、紙で用意しておく。
(お客さんが欲しいと言えば渡せる為)

・業界ニュースに目を通す
全てを頭に入れる事は難しいかもしれないが、ざっくりでも目を通す。

"備えあれば憂いなし"という考えから、基礎を大切に積み上げていく事を毎回意識していました。

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