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毎月作っている Keita’s Book の最新作がこの「/ 50」
タイトルの意味は 単焦点の50mmレンズ1本だけで撮影 したから


本文88ページで背表紙付き、背表紙は約8mm 厚本と呼んでいる


もちろんサイン入り


使った写真は 街角 から 森角故郷(ふるさと) まで、11月中旬から下旬にかけて撮影した写真です。

今回はある企画のために撮り下ろしたものでかなり気合の入った1冊になっています。

気合の度合いはあくまでも佐々木啓太基準なので、映え的な写真は1枚も入っていないので、ご注意ください(笑)


通常の Keita’s Book は中綴じで 本文28ページでほぼ1日で撮影した写真 でまとめています。


それぞれのシリーズの解説はこんな感じの見開きページに少しだけ入っている


青い線は本の裁断線と真ん中のイメージ


見開きに4枚のレイアウト。これは森角と呼んでいる風景スナップのシリーズ



見開きに縦位置2枚のレイアウト。湘南海岸の夕暮れどき、この後に素晴らしい出会いがあって「夕暮れの紳士」という副題をつけたお気に入りの1枚が撮れた


見開きに横位置2枚のレイアウト。街角写真の聖地と呼んでいる原宿


本のキャプションでも書いているように特別なものを撮るわけではなく、気になるものを撮って います。映え的な写真がなのもそのためです。本には もう一つの聖地・代官山の写真もあります。


見開き1枚のレイアウト。故郷シリーズの1枚で撮影したのは最近お気に入りの奥多摩


この写真は、故郷シリーズ を始めるきっかけになった 1枚を思い出しながら撮影 しました。

思い出していた写真は小学生時代を過ごした街で捉えた「川で遊ぶ少年」です。自分の作品撮りがメインになってから 小学生時代を過ごした街 に行きました。その当時遊んでいた川はまったく雰囲気が変わって子供が遊べるような場所ではなくなっていて、少し残念な気がしましたが、同じ町の違う川で遊んでいる少年の後ろ姿に出会って撮影した1枚です。

その写真を撮影したときに、なんとなく 自分自身の過去が撮れた ような気がして、そこから初めてでも懐かしさを感じるところを撮る「故郷(ふるさと)」シリーズを始めました。

ちなみにその少年の写真が入っているのは 2015年に行った 「故郷(ふるさと)懐かしく感じた場所」という写真展の図録 です。この写真展では日本各地で撮影した懐かしさを感じたところを、その 街ごとに4〜5枚の写真でまとめたイメージで展示 しました。


この写真を撮っていなければ、故郷(ふるさと)シリーズも初めていなかったかもしれない


最近 このシリーズの世界観を探しに行く ことが多くなった気がしています。奥多摩に通う ようになったのもそんな影響です。


その本の表紙はこんな感じ。縦位置の写真を使っているので背表紙は白


Keita’s Book の表紙は基本的に横の写真を使って、開くと一枚の写真なのがわかる


今回紹介した本は2冊とも 佐々木啓太が製作して個人で販売 しています。

本にまとめているのは 自分の写真を少しでも伝えたい からです。原宿のキャプションでも書いているようにどのシリーズでも 撮りたいものはありふれた気づき で、 いつもなんとなく撮りたいと思う場所にレンズを向けています。

そんな写真たちは 1枚で見ていただくよりまとめて見ていただいた方が伝わりやすい と考えています。そんなこともあって 本という形を始めてはや5年 がたちました。あっという間だった気もしますが、今回の本を区切りに少しお休みをいただこうかと考えています。


メッセージをいただければ、どちらの本も 本代2,200円(税込)と送料310円でお送りいたします。


また、次回



お供のカメラとレンズ
カメラ:Canon EOS R5
レンズ:RF50mm F1.2 L USM



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