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理不尽な離婚請求に負けない~コラム①~相手方に非があろうとも、決して感情的になってはならない。

こんばんは、堂ノ元です。今回は、「相手方に非があろうとも、決して感情的になってはならない」というタイトルでお話ししようと思います。

私は、2020年の3月に突然、妻より離婚請求をされました。確かに、2~3年前までは、うつ病を患い休職するなどしていました。しかし、ここ何年間は、病状も安定し、土曜日曜祝日は、妻の難関国家試験合格のため、精力的に子供達の面倒も見ておりました。

夫婦共働きなので、食器洗いや洗濯・掃除等は私の分担であり、体調が悪い日以外は、それらもきちんとこなしておりました。

そんな中、妻が難関国家試験合格後も、土日家を空けることが多かったことや、私の物ではない20万円もする紳士鞄を購入するなど妻の行動を不審に感じ、私は探偵事務所に妻の行動調査を依頼しました。すると、毎週のように妻は会社の同僚と会社の外で会って、デートしている事が判明したのです(ただし、不貞行為は確認できませんでした)。

そこで、私は証拠を出して、妻にそのような私に対する迷惑行為をやめるように約束させました。

それから約5か月後、妻側からの突然の離婚請求。最初は「はあ?なんて理不尽な離婚請求なんだ!」ととても憤りました。

自宅に帰ると、家から妻と子供たちの荷物は持ち出され、もぬけの殻になっていました。テーブルの上には、相手方弁護士が妻の離婚事件の代理人になったことを知らせる受任通知が置かれていました。

相手方弁護士の受任通知には、次のような一文が書かれてありました。

「~貴殿から○○氏(妻)に対して、長年にわたって夫婦としての信頼関係を損なう行為が繰り返されたことから、〇〇氏(妻)はこれ以上貴殿と婚姻関係を続けていく事に限界を感じ、貴殿との離婚を決意しました。~」

まず、私が思ったことは、「夫婦の信頼関係を損なう行為ってなに?」ということでした。とても抽象的な文章です。

続いて、次のようなことが書かれてありました。

「この書面をご覧いただけましたら、当職らまでご連絡いただき、離婚に関する現時点での貴殿のお考えをお聞かせください。」

「なお、ご連絡をいただけない場合又は今後協議が円滑に進まない場合には、家庭裁判所に対して、早急に離婚調停の申立てを行いたいと考えております。その場合には、追って裁判所から連絡があると思いますので、お手数ですがご対応をお願い致します。」

相手方は、裁判所や離婚調停をほのめかして、脅しをかけてきました。でも、私は公務員をしており、法律にはなじみがあるので、相手方に裁判所という言葉をちらつかされても、何も怖くありませんでした。

それに、私には離婚されるような理由は全く思いつかなかったのです。むしろ、相手方のほうが浮気していたので、なんて理不尽な話なんだと憤りました。

さて、ここからがポイントです。まず、離婚を請求された側は、決して感情的にならないことです。どんなに相手方に非があっても、喧嘩(戦争)は感情的になったほうが負けです。

相手方は、当方が感情的になって浮足立った状態で、無理矢理離婚協議のテーブルに引きずり出して、相手方に有利な条件で離婚を成立させたいと考えています。

そこで私は、気持ちを落ち着かせて、聞きたいことや当方の主張を整理して、相手方弁護士に連絡することにしました。

以下、コラム②につづく。

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