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言葉の向こう側

人は思いを伝える時に、言葉で伝えています。

直接、会って話している時は、言葉だけでなく、身振り手振りをまじえて伝えるので、その人の思いが伝わりやすいですね。

それは、言葉以外の部分で思いが伝わりやすいからなんです。
だから、Youtubeや動画などがあると、どんな思いで言ってるのかがわかりやすいことからも、よくわかると思います。

反対に言葉だけになると、相手の思いが伝わりにくいことは、多くの人が経験していることです。LINE、TwitterなどのSNSだと、言葉だけなので、ニュアンスもわかりにくく、本当はどうなの?って言いたくなると思うのです。

だから、絵文字を付けたりするのかもしれません。

ところが、この言葉の部分に引きずられてしまうと、思いも何もわからない状態になってしまいます。

たとえYoutubeや動画であったとしても、もし、罵倒されたり、嫌なことを言われたり、不快な思いにさせられる言葉が続いたとしたらどうでしょう。

そんな時には、どうしてこんなことを言うんだろう?なんて考える余裕はないことが多いと思います。

だから、LINE上で喧嘩になったり、言い争ってしまうことがあるのは、言葉に引きずられているからだと思うのです。

話し方が雑だったり、難しい言葉だったり、あるいはネガティブな言い方で聞きたくないような話をされると、聞いている側(読んでいる側)が言葉だけでも聞いていられないのに、余計に聞きたくなくなってしまいます。

そんな言い方になってしまうのはなぜなんだろう?
どうしてそんな表現になってしまうのだろう?
本当はどんな思いで言ってるのだろう?

そんな風に考えることは、とても難しいかもしれません。

それでも、難しくても、いつも言葉の向こう側には、どんな思いがあるのだろう?この人は、本当は何を伝えたいんだろう?と思える心の余裕をもちたいと、ずっと思っています。

長い間、子ども達の話を聞いてきました。

何を言っているのか、その言葉をちゃんと聴くことも大切ですが、言葉の向こう側の、子ども達の想いを目で聴き、耳で聴き、心で聞いていなければ、子ども達の本当の想いは聞けないと痛感しています。

大人も、子どもも、言葉の向こう側の、言葉の奥にある「想い」をあたたかく大切に聞いていきたいと、今も思っています。




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