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就活内定おめでとう!

教え子の生徒が訪ねてきてくれました。
ようやく企業から内定をもらい、就活が終わったので、報告にきました、とのことでした。

よかった!本当によかった!
よく頑張ったと思います。

何がすばらしいかというと、彼は高校に入学をしていないのです。引きこもっていたために高校に進学せず、高卒認定を受験して、そこから、大学受験をして、大学に進学しました。

それも、現役という18歳での受験ができず、かなり遅れて受験して、合格したのです。

そのために、かなり大学入学の時も、年齢のことを気にしていました。

でも、そこから彼は変わります。

まず、少しでもコミュニケーションを取れるようになるために、体育会のクラブに入部して、クラブ活動をがんばります。

周りとも打ち解けながらも、まだ、自分を変えられず、どうしても人の輪から離れていく自分がいることにも気がついていました。

そこも見つめて、そのことからも逃げずに、何とかがんばり続け、4回生になり、就活をすることになるのです。

それでも自分の年齢、性格を考え、公務員試験を目指すのですが、面接で落ちてしまいます。

そのことにショックを受けながらも、7月になってから、民間企業に切り替えて、がんばり続けます。

公務員試験の時もそうでしたが、やはり聞かれることが、
「なぜ、学校に行かなかったのか?」
「コミュニケーションをとることは大丈夫なのか?」
「続けることができるのか?」
という質問を投げかけられ続けます。

これはとても辛いことです。

ここで、彼は自分のこれまでをずっと振り返っていくのです。

そして、その振り返りの中から、自分が何を考え、何に不安をもち、どうしたかったのかを考えるのです。

もちろん、はっきりした答えが見つかっていくわけではないのですが、
そこから逃げない!
ことを決めて就活を続けたそうなのです。

そうして、内定をいただいた会社でも同じことを聞かれ、自分がどうしてそれを乗り越えようとしてきたか、ということをしっかりと伝え、今後も努力を続けていく、ということを伝えた時に、社長様から、「よくここまで頑張ってきたね。」と認めていただけたそうです。

企業側からすれば、不登校からひきこもっていた若者を採用することは、リスクだと考えるのかもしれませんが、この社長様は、この若者に、よく頑張ったんだと認めて、ここから先、大きく成長していって欲しいとの思いで採用をしてくださったのだと思います。

今年度は、採用する人数をたった3名にしている中で、リスクだと考えず、若者の努力を認め、そこに可能性を見出してくださっていると思うのです。

本当に彼の努力もすばらしいですし、この企業、社長様もすばらしいと思います。

この社長様のようにお考えいただく企業が増えてきているので、後輩達も自信を持って進んでいってもらえたらと思います。

本当に今日はいい話を聞かせてもらいました。
彼の努力に心からお祝いしたいと思います。

本当におめでとう!
これからは、同じ社会人の先輩・後輩としていろんな話をしていきましょう!
これからもよろしくお願いいたします!

本当におめでとう!!!

よろしければ、ぜひサポートをお願いしたいと思います。