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こんにちは。

今回は自主トレーニング指導に関して、ポイントをお伝えしたいと思います。途中で、やや話が脱線しますが、ご容赦ください。


病院で主にリハビリを行うことで機能改善図って退院に向かっていくと思いますが、圧倒的にリハビリの時間や量が足りないことがほとんどだと思います。

皆さん、誰もが考えていると思いますが、


リハビリ以外の時間をいかに活動的に過ごすか


が非常に重要になってきます。病棟での入院生活や、外来で定期的に通院する場合も同様です。その一つのツールとして重要なのが、自主トレーニングになると思います。


自分が患者だった場合に、

セラピストに自主トレーニングを促されたとき、どのような内容だったら継続できると思いますか?

処方している自分が今一度考えてみることが重要だと思います。


指導の中で割と多いのが、口頭で「これをやっておいてくださいね!」の一言。

これだけでは、方法も不明確で質も悪くなってしまいます。

常生活指導も同様です。そこまで簡単に姿勢や運動は正確に伝わらないと思います。



私は、自主トレーニング指導の際、以下の3つのポイントが重要だと思います。

・効果が実感できるもの

・わかりやすく、シンプルで簡単なもの

・注意点が伝わっていること


当たり前だと思いますが、簡単に説明していきたいと思います。


効果が実感できるもの


まず、効果がわからない運動は継続する気が起きないと思います。

ダイエットなどと同じで、効果がない運動、効果を感じることができない運動は続けても無駄なのです。

即時的に効果を感じれる、次の日に効果が表れるなど、

効果がある運動を継続することで必ず身体は変わっていきます。ストレッチも最初は固いかもしれませんが、継続することで必ず変わっていきます。短期的な効果が重なっていくと長期的に大きな変化をもたらします。

その変化をしっかりと実感させたり、変化を的確に伝えてあげることがセラピストとして重要だと思いますし、相手の意欲向上にもつながると思います。

しかし、相手が自分自身の身体の変化や感覚に対して、鈍感な場合も少なからずあるかと思います。

その場合は、

まず相手の考えていることや感じていることを聞いて、相手に自分の身体と向き合わせること。

向き合うことで、変化への気づきにもつながり、自分で考える癖がついてきます。患者さんだけでなく、世間一般的にも言えることですが、

自分の身体を知らなさすぎる

自分の身体を大切にするためにも、向き合いましょう。そして、良い状態を維持できるようにストレッチや運動を行いましょう。今からでも遅くはありません。向き合うなら今です。

話がそれましたが、

効果をしっかりと理解できるまで、何回も相手に伝えましょう!



わかりやすく、シンプルで簡単なもの


難しい運動や複雑な運動は行っても、効果が明確にならないことが多いです。また、難易度が高すぎると、それだけ負荷がかかり故障しやすくなります。

セラピストが見ていない範囲での運動になるので、安全に行なえることが大前提になります。

シプルな運動は方法が明確でエラーを起こしにくいです。

私もそうですが、疲れすぎる運動は一般的にやる気が起きないと思います。

やるなら、簡単でシンプルでわかりやすい運動が良いですね!


しかし、シンプルな運動ほど的確に指導することが大事。色々な要素を踏まえて指導してあげることが大事だと思います。アレンジですね。


お尻上げ運動を例に挙げるとすると、運動の内容としては、

ただお尻を上げ下げするだけ。

この内容をいかに工夫して効果を出すか。


・脊柱の一つ一つの動きを意識させて、背骨に意識を向けさせるか

・股関節の屈伸運動をイメージさせるか

・手の位置や向き、足の幅や位置、意識をさせる部分  などなど


簡単な運動ほど、考えるべきことは多いですし、工夫はしやすいかと思います。そこまで、的確に運動を考えて処方している人はどれくらいいるのでしょうか。深く運動を考えると、シンプルで的確に運動が指導でき、効果も明確になるので、考えてみてください。



注意点が伝わっていること


運動に慣れてきたときに、間違った自分流のやり方に陥りやすいです。

やる気があるのに、間違ったやり方を継続するのが、一番もったいないですね。

運動を指導する際に、必ず伝える注意点。

どのように伝える方法が良いのか?

ただ聞いた情報よりも、体験した情報の方が記憶に残りやすい。

したがって、一度間違った方法を行わせてみたり、セラピストがやって見せたりして、その間違った運動を認識させることが重要かと思います。

継続していくと、必ずと言っていいほど運動のエラーが出てきます。エラーを否定するのではなく、適宜、確認したり、修正してあげることが大事です。

エラーが起こっている運動は、効果が的確でなかったり、身体のどこかに負担がかかっていたりすることが多いです。

その情報を身体の状態や相手の会話から拾ってつなげていくことが大事だと思います。


まとめになりますが、

わかりやすい、シンプル、簡単、効果が実感できる、注意点が伝わっている

など、自主トレーニングの内容だけでなく、普段の運動指導、姿勢指導でも同様のことが言えると思います。

継続のために、重要なことは意欲を引き出すこと!

相手がやる気が出たら、活動量も上がっていくでしょう。相手の話を聞き、ヒントを与え、考えさせながら継続していけたら、今後の健康のためにも良いかと思います。



長くなりましたが、

お読みいただき、ありがとうございました。






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