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【岡田啓佑のNY日記/11日目】2019/10/04(金)+ライブまとめ

朝5時前に寝て、10時ごろ起きる。5時間ほど寝られたので元気。

12時すぎに、例のギャラリーに行ってみるも、誰もいなかったので、タイムズスクエアに向かう。

タイムズスクエアで15時に、日本人のTさんと待ち合わせしているのだ。

余裕を持って13:30ごろには駅に着いた。
広場でミュージシャンが演奏しているのを聴きながら、座って待つ。
タイムズスクエアをスケッチ。

今日のニューヨークは肌寒い。

Tさんと合流。

タイムズスクエアの広場で「嫁のおまけ」を演奏し、写真と動画を撮っていただいた。ありがたし。

動画
https://youtu.be/tHadhdfmBnE

そしてタイムズスクエアの地下鉄に移動し、ここでも演奏。動画収録。

しかし私のピアノは、ボリュームを最大にしても、路上でやるには音が小さく、あまり注目してもらえなかった。

お金も稼げなかった。

それは残念だったが、パンチのある画が撮れたのと、「NYで路上ライブをした」という事実ができたので、よしとする。

帰りがけに、例のギャラリーを再び訪ねる。

昨日、「大きな絵があったら持ってきて」と言われたので、自分としては大きなA4サイズの絵を持っていったが、彼女がイメージしていたのは、もっと大きなもので、人の背丈くらいとか、人の背丈の2倍くらいのもののことだった。

ニューヨークで絵を買うお客さんにとって大事なのは、

まずサイズが大きいことと、
刺激的ななことと、
独自のスタイルがあること。

そういうものを、インテリアとして買うのだという。

私の絵は、彼女に言わせると

「おもしろい線を持ってるけど、今のままでは、サイズも小さいし、画風も地味すぎて売れない」

とのことだった。

ちょっとショックだったが、現地の生の情報をゲットできて得した。

「線がおもしろいから、大きなキャンバスに、白黒で抽象的なものを描いたらいいかもしれない。キース・ヘリングを勉強してみて」

とのアドバイスをいただく。ありがたし。
そもそも大きなキャンバスを持っていないので、後日どこかで買おうと思う。

大きな絵を描いたら、彼女のもとに持っていこう。

その向かいのギャラリーで、タダでワインをふるまっていたので、迷わずご馳走になる。ニューヨークルンペン。

その場にいた方と話す。
夫がダンサーで、先日、日本でパフォーマンスしたという方に会う。

夕方、一時帰宅。

路上は、画は撮れたが稼げなかったし、絵も今のままでは売れないと言われ、ちょっと落ち込みながら仮眠。

起きて、20時前。
こわい夢をみて、さみしくなる。
暗い部屋の中、今日はあまり収穫がなかったなあ、とブルーになる。

金曜日はオープンマイクをやっているライブハウスが少ないのだが、たまに単発でどこかでやっていることがある。

検索してみたら、たまたま近所の"new york theatre workshop"やっていて、21時まで。間に合うかもしれない。行ってみる。

間に合った。1曲だけ「太陽」を歌う。
拍手と歓声を浴びる!!!ありがたい!!
気持ちが届いた気がした。

その後、数人と連絡先を交換。
日本語が達者なアメリカ人に「ピアノを弾きながらラップをしてるスタイルは、はじめてみた!とにかく、がんばってね!」と激励される。

収穫なく1日が終わるかと思ったら、最後にいいことがあった!終わりよければ全て良し。NYCにきてから11回目のパフォーマンス。

私の絵には、まだ「独自のスタイル」はない。目下、勉強中であるが、

音楽は、ピアノを弾きながらラップするというオンリーワンのスタイルがある。

まずは音楽で名を売って、それから余技(?)でアートに進出する道がいいかもしれない。

はじめからアートで成り上がる道はハードルが高いし、まだそのレベルに達してない気がする。

今日の「太陽」の拍手がまだ耳に残る。

動画
https://youtu.be/Vm-Z_xe8qZM

ひとまずは、音楽を一所懸命やろう。

NYで書いた歌詞をアップしていく。
2日目に、510 2nd avenueの路上に座りながら書いた歌詞。さみしさをつのらせながら。

いくとせ(510 2nd avenue)

ゆくとしつきは 流れ
いくとしつきを かさね
いとおしさ つのらせ
きみといのちのはて

ゆくとしつきは ながめ
いくとしつきを かさね
いとおしさ つのらせ
きみといのちのはて

遠いところで息をしてる孤独の果てで
おーいそこまで 送ってあげるいいよ ひとりで
歩く道のり 一度きりのいのちに
短いからひとりきりじゃ味気ないからきみに

決めたあの日のままに
何を見てもひとりじゃかなしい
刻まれた魂 抱かれた新しい
まなざし まばたき する間に
過ぎていく人生 あっという間
君となら これからも

ゆくとしつきは 流れ
いくとしつきを かさね
いとしさ つのらせ て
きみといのちのはて

ゆくとしつきは ながめ
いくとしつきを かさね
いとおしさ つのらせ ては
きみといのちのはて

ここはニューヨーク 510 2nd avenue
目の前には浮浪者 俺も同じさ 浮浪中
だけど浮上中 低空飛行からテイクオフしたいな
夢中になれるものがある幸と不幸とを
背負いながら路上で作るこの曲
到着したライブハウスの前で俺は無一文
無一物 一縷の望みかけて きみを思ってフリースタイルしながら仕上げるこの曲

ゆくとしつきは 流れ
いくとしつきを かさね
いとしさ つのらせ て
きみといのちのはて

ゆくとしつきは ながめ
いくとしつきを かさね
いとおしさ つのらせ ては
きみといのちのはて

いくとせ いくとせ
これからも いくとせ いくとせ
かさねて ながれて ながめて
いくとせ いくとせ あなたと
いくとせ しあわせ いくとせ

<NYライブまとめ>
2019/9/24〜10/4

9/24(火)under st marks theater
9/25(水)paddy reilly's music bar
9/26(木)music inn
9/27(金)gibney studio
9/28(土)park side lounge/brandy's piano bar
9/29(日)休み
9/30(月)nuyorican poets cafe

10/1(火)park side lounge
10/2(水)paddy reilly's music bar
10/3(木)silk road cafe
10/4(金)new york theatre workshop

#日記 #ライブ #海外 #歌詞 #作詞 #作曲 #アート #ニューヨーク #ny

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