映画「悪人伝」感想、レビュー

マドンソクがこわもての悪人顔で悪人どもをバッタバタなぎ倒す勧善懲悪アクション映画を期待して鑑賞しにいったところ、見事に期待を裏切られました。

どこにでもいるシリアルキラーが間違えて本物の悪人マドンソクに手を出して大惨事、シリアルキラーが地獄をみる話でした。


ここで猟奇殺人犯の手口を紹介させて頂きますと、夜人通りがない道路で前の車にコツンと追突します。

いわゆるおかまをほるってやつです。


そこでお互い車を止め話し合いになるわけですが、当てられた箇所を被害者が確認しているところをグサッとやります。そこから絶命するまでメッタ刺しです。

人通りも少ないので、当然助けも求めることができません。死んだことを確認した後、余裕をもって家路につくのです。

これが映画の冒頭です。

このシリアルキラーをマドンソクが追い詰め、ぶち殺す映画なのかなとわくわくしていましたが、肩透かしをくらってしまいました。


主人公はマドンソクではないんです。

シーンは変わり、刑事の出勤中の車のシーン、賄賂を許さない潔癖刑事の登場です。
この潔癖刑事が主人公でした。

そして出勤の道中にヤクザの経営している裏カジノにカチコミ。
このヤクザの親分がマドンソク。

登場シーンから敵対組織の構成員をボッコボコ。安心安定のマドンソク。
管轄の警察署には賄賂を贈って買収するし、すぐ殴っちゃいます。

カチコミをしてきた潔癖刑事が来ようがものともしません。警察署に根回しをして穏便に解決です。

ヤクザへの急な殴りこみに失敗した潔癖刑事は、本来の業務である殺人現場に向かいます。
これが、無差別殺人犯が起こした事件現場です。

そうです、彼はこの事件の担当になるのです。だから主人公なんです。

その頃マドンソクは、敵対組織と話し合いをしています。
一応、着地点を見つけ、マドンソクは納得いかないながらも帰路につきます。


帰り道、夜です。すでにお察しの人も多いと思いますが、マドンソク、シリアルキラーに襲われます。

マドンソクの高級車がおかまをほられてしまうんです。

高級車から降りたマドンソク。シリアルキラーと対峙します。
あ、このシリアルキラー死んだ、と思いました。

さあどうなるシリアルキラー!
果たしてシリアルキラーは生き残ることができるのか?
続きは劇場で!

おもしろかったです。

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