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藤田さんちのインク沼 -文染 02.葉緑 / 05.杉-

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。
今日は天然素材から作られたインクのお話。

TAG STATIONERY 文染

京都草木染研究所さんと共同開発された、天然素材から得られた染料インク。
それが今回ご紹介する文染ふみそめです。
天然のものから得られているので、時間が経つごとに色合いに変化が生まれるそう。
直射日光や高温多湿を避けないと成分が変化してしまう可能性のある繊細なインクです。

素敵なパッケージ

色もそうなのですが、何よりパッケージが素敵です。

前面のロゴも、それぞれの色合いに

一般的な天面のフタを差し込む箱ではなく、上に引き上げるタイプ。

そしてフタが外れると……

パカーンと四方に開きます。かわいい!

四面それぞれにキャッチコピーや色名、説明書きなどが記されています。
飾りたくなる佇まい。

続いては色の感想

いつものごとく、手書きで実際の色を楽しみながら、感想を述べてみます。

02.葉緑

葉緑は桑の葉から作られています。優しいグレーがかった緑。

05.杉

杉の廃材から生まれた色。明るい茶色。

他にもブルー系の「藍」と、イエロー系の「梔子くちなし」もあります。
5色展開なのですが、「地衣」という紫系の色もあるのですが、こちらは生産終了とのこと。残念。

書き物にも、インテリアにも、プレゼントにも使える、万能インクでした。

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