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車と風景の撮影スポット紹介⑯ 富山編

主に本州・四国で車と写真を撮るスポット紹介(兼プチ観光案内)シリーズ第16弾、富山編です。


富山は富山ブラックと鮨食って、立山に行けば90%クリアです(多分)。


富山はとにかく立山・立山・立山なんです。富山から立山をとったら何も残りません、ホンマ。んで、当然この立山、眺めても綺麗だし上っても綺麗です。その点、富士山みたいなもんですね。


まずは眺めましょう。立山連峰を一望できる場所自体は沢山ありますが、車と撮影するための場所を取り上げます。


立山連峰の稜線がうっすらと見えますね。11月上旬で頂上だけ少し冠雪して白みがかかっていますが、もっと雪が降るととても荘厳な背景と化します。降雪がほぼ無い生活圏でノーマルタイヤで生活する人々にとっては、立山連峰が冠雪して平野部で降雪が無い短い期間を狙って行かなくてはいけません。しかも晴れないとしっかり見えないので本当に希少な景色です。
この駐車場のまわりにはほぼ何もないので、駐車枠が埋まってても空きやすいです。ただ目の前に喫茶店があるので、そこで食事や喫茶をしている人が停めてしまう場合にはやや待つ必要があります。車と撮りたいなら喫茶店の営業時間外を狙う方が確実です。



呉羽山から北西にある橋です。立山連峰が「雲?」という存在感になっていますが、霧と冠雪量によってはもっと感動する景色になります。ここ、海釣りしている人がそこそこいたりするので駐車場実質貸し切り撮影はやや難しそうです。



筆者の下調べの時には一切情報が出てこなかった撮影場所がこちら。現地で通って偶然見つけたこの場所、多分車と立山連峰を撮影するのに一番適している場所です。この撮影時は冠雪量が少ないことに加えて日没直前なのでもう連峰がなんかただの影になってますけど、状況を選べば最高の背景になると思います。ただ、駐車可能台数が少なく、すぐ近くの砂浜を散策する人が停める事も多いので、都合よく撮影ができるかどうかは運次第です。

上の写真の場所のすぐ近くの「雨晴海岸」の砂浜です。明るくて霧が無くてしっかり冠雪していれば荘厳な白い連峰が迫りくるような背景になります。



立山連峰の眺望、興味が出てきましたか?是非とも最高のコンディションを狙って行ってみてください。


平野部観光のおまけです。

富山市内を分断するように流れている神通川の峡谷を一望できる場所があります。この地点の吉野橋というところから、鮮やかな紅葉を見ることができます。撮影時はやや紅葉には早かったみたいです。紅葉の見頃に是非行ってみてください。



神通といえばサァ!!!!夜戦での探照灯がサァ!!!!!!!


はい、艦これオタクくんは、回れ右です。


令和にもなって艦これやってるの、小野田少尉だけですよ。



富山市内を巡っていると当然おなかすきますよね。おなかすきました?すきましたね。富山に行ったら「コレ食わないで何食うの?」というグルメ情報です。

名前だけは知っているという人が多いのではないでしょうか。「富山ブラック」です。筆者も、秋葉原のヨドバシカメラのレストラン街の富山ブラックの店をいつも通りがかっては「や、こういうのは現地で"本物"を食わないとダメだろw」って謎の通ぶりをしていたので食べたことありませんでした(秋ヨド内の店は本稿執筆時に調べたら閉業していました)。


富山ブラックの元祖らしいのが上の写真の「西町大喜」という店です。やはり初めてはオリジナルを食べないと、"根源"には近づけないんですよね。なお、写真の店は本店から数km南方の「二口店」です。本店には駐車場がないので、車と撮りたい(or車で行きやすい)か元祖中の元祖で根源に近づきたいか、二者択一です。


んで、味はというと、評判通りとにかくしょっぱいです。富山ブラック、レンゲが無いんですよ、どこにも。濃すぎて飲むものじゃないんだろうなと思いつつ試しに一口スープを啜ってみると、まぁ、濃い。つけ麺のスープより濃い。んで、麺とか具材を食べるわけですが、まぁ、濃い。塩からい。とにかく濃いから白米を食べる。ラーメンとして感動するような味というわけではないんですが、その塩辛さがだんだんとクセになってくる、そんな味です。んで、食べてるうちに徐々に気が付くんです。富山ブラックは白米の「おかず」だってことに。ごはんはすごいよ、何でも合うよ。


いつも言っている通りラーメンしか品評できない食通ぶりおじさんはダサいので、ちゃんとラーメン以外にもオススメしておきます。

魚津駅前で富山市内ではないのですが、まぁ田舎の数十kmの距離なんて新宿と四ツ谷くらいの距離感なので問題ありません。
んで、魚津駅前にある鮨屋「大門」です。筆者の来訪時は15000円か20000円のコースの2つでした。銀座で食べたら倍近くするだろうな、というクオリティなので、「コスパw」最強です。ここは先にツマみを一通り出してから握りを出していくスタイルでした。ちなみに、鮨屋によってツマみと握りを出す順番は本当に多様ですが、個人的にはこのスタイルの方が好きです。ツマみは日本酒と楽しんで、握りはお茶と楽しみたいので。


はい、ラーメンしか品評できないおじさんじゃないアピール終了です。ありがとうございました。




それでは、満を辞して、上っちゃいましょう!立山!!!!!



ちょっと先輩、まずコレ見てくださいよ

立山(黒部ダム)って、大変な思いをして上らなくても、なんか楽に移動して絶景を観に行けるらしいんですよ。富山の随所にこんなポスターが貼ってありました。



コレ、嘘です



そういう隠蔽体質が安倍政権による統計改竄・森加計疑惑隠しを産んでモラルハザードを引き起こしてんだよ もう終わりだろこの国



ってなんかインターネットくんが言ってました。



どう嘘かというと、下の写真見てください。

立山駅までは車で行けるんですけど、なんかそっから狭くて乗り心地の悪い乗り物を無限に乗り継いで、その乗り継ぎでも無限の待ち時間があって…立山駅を8時50分に出て、黒部ダムに着いたのが11時過ぎでした(有限じゃん)。ちなみに連休には臨時便を出してくれています。


つまり、行くだけでめちゃめちゃ疲れます。大変な思いをしないと感動できません。4人で行きましたが、4人とも往復し終えた時には全員憔悴していました。


写真を見て、「逆から行けばいいじゃん」って思った人いるでしょ。それ、長野です。黒部ダムは東京にいる時に行っておくべきでした。


でもまぁ、景色はホンマにいいです。それだけは保証します。


高原バスの車窓から見える樹齢1億年くらい(大嘘)の杉です。往路はバスの左部から見えます。
同じく往路のバス左部から見える滝
「みくりが池」です
黒部湖です
黒部ダムです


黒部ダムで絶対に欠かせないのはダムカレー。横須賀カレーフェスティバルで毎年のように黒部ダムカレーが出店しているのを見ては、「そんなん現地で食えるやろw」つって素通りして自衛隊カレーを食べていたのですが、現地で食う機会、ホンマに貴重です。大変な思いをしないと来れないので。

ちなみにダムカレーって、カレーの味自体はマジでなんでもよくて、ダムの形を模していればダムカレーになるみたいです。ダムカレーの店はあちこちにありますが、みんな味が全然違います。そんなんでええんか?

黒部ダムカレーはグリーンカレーです。足りなかったので60周年記念アーチダムカレーも食べました。神保町のボンディの方がおいしいなあ、じゃがいもも付くし(興ざめ)。


立山、マジでそんな感じなので、日中の時間の殆どを立山の中で過ごすつもりで上りましょう。東京の高尾山に上るノリで来ると泣きます。


富山の産業の支柱といってもいいこんなすごい山、当然行楽シーズンはアホほど混みます。しかも、降雪が想定される特定の期間は乗車券は当日じゃないと買えない仕組みです。しかも駐車場確保は「ちいかわ物販」くらいの激戦らしいです。休日に行きたいなら、前日に立山駅周辺の宿に泊まっておくのが吉です。筆者も「余裕をもって優雅たれ」が家訓なので、前日に泊まって駐車場も当日券並びも余裕で済ませました。

筆者はココ泊まりました「立山館」



では最後に、立山周辺の観光情報を紹介しましょう。車と記念撮影もできます。


珍味コンビニ「サンダーバード」
「おでんサンドイッチ」とか…
珍しい動物のジビエおにぎりとか…なんかそういうのたくさん売ってます


米騒動発祥の地です


FINAL FANTASY Ⅴの「しんきろうの町」ごっこしましょう



富山に来たら絶対に寄りましょう。吉村家直系です。開店30分近く前に来れば、愛車と記念撮影もしやすいでしょう。



いかがでしたか?富山編。行くまで富山のことを全然知らなかった筆者は、マジで米と酒と魚がうまいだけの雪国だと思ってました。


しかし行ってみるとどうでしょう、富山ブラックとはじめ家と鮨と黒部ダムカレーと立山とサンダーバードをおさえておけばほぼクリア…でもこれらをクリアするには最低でも2泊3日は必要です。


富山でしかできない体験、たくさんあります。

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