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漫画や小説や映画の全てを見れるわけではないと知って感じたこと

 時間には限りがある。
 今日は二つ記事を書きたくなってこれを書いているが、今回初めて制限時間を設けた。
 だらだらと長文になって締まりのない文章になる私には、いい訓練になるだろう。

 今回はタイトル通り、娯楽や情報についての話だが、時間も大いに関わってくる内容でもあるので、この記事を読んでくれている方には特に、それを意識してもらえたらと思っている。
 この記事が読んでくれた人の何かの役に立てば幸いである。



娯楽コンテンツは無数に(近い数)ある

 漫画や小説や映画を例に挙げたのは、単純に私がそれらを好きだからだ。
 なので内容が偏ったものになるかもしれないが、それでも良かったら下に進んでいただきたい。

 例として、2022年に日本国内で公開された全国映画概況が、2023年1月31日に日本映画製作者連盟から発表されたので紹介する。
 それについての解説が株式会社サンライズ社のウェブサイト上のコラムに掲載されていたため、引用した。

2022年の映画作品は、公開本数1,143本のうち634本が邦画、509本が洋画となっており、構成比としては邦画が69%洋画が31%で約7:3の割合になっています。

【解説】2022年全国映画館の入場者数、興行収入は大幅に増大
株式会社サンライズ社のウェブサイトより引用
https://www.snr.co.jp/archives/9076/

 映画だけでも去年一年間で、これだけの数が公開されている。どれだけ私たちが娯楽に恵まれているか、その一端だけでも実感いただけたかと思う。
 私たちはこれプラス、漫画や小説を楽しんでいるわけだが、もちろん漫画や小説も、去年一年間で膨大な数が発表されている。
 一人一人が楽しめるコンテンツには限りがあるのに、娯楽好きの私としては、これはあんまりではないかと思った。
 暇を持て余しては、何か面白いものはないかと日々多くの人々が右往左往して、こんなに楽しみたいと思っているというのに。神様、なぜ!
 オタクなら誰しも地団駄を踏むところであろう。


嬉しい悲鳴が聞こえる

 娯楽が多い。あまりに多すぎる。消費しきれない。時間がいくらあってもまるで足りない。
 繰り返し書くが、私たちはそれなりに時間を見つけては「何か面白いものはないかな~」と探している。
 あるのだ。これだけ公開されまくっているのだから、どれか一つぐらい、自分に刺さるものはあるはずなのだ。そしてそれは、ヒット作とは限らない。更に言うなら、今年公開された作品とも限らない。

 幸い我々には、インターネットという現代の科学の結晶がある。
 探せるのだ、キーワードを駆使して探せるのだ。どうしても「こういう作品が見たい!」と思ったら、自力で探すのが一番だろう。
 作品を見た人の紹介記事やTwitter(X)のつぶやきも大量に投稿されている。先駆者の力を借りるのだ。それしかない。

 そうすると、ああ、悲しい嘆きが聞こえてくるようだ。
「それでも全部は見られないじゃないか!」と。
 そうなのだ、古から名作と呼ばれている物語ですら膨大な数が世界中にある。そのすべてを把握しきれる人類など存在しない。どんなに頑張っても不可能である。


選び取ったものを愛でる

 我々に残された行動は一つだ。
 目に留まった物語を愛でるのだ。よく吟味し咀嚼し、味わって堪能して、それを後世に伝えるのだ。
 昨今の流行語で、なにか新しいジャンルに夢中になることを「沼に落ちる」などと言うようになったが、追随者たちを沼に引きずり込むのだ。底なし沼に。
 語って語って語りつくすのだ。インターネットという武器が我々にはある。どのぐらい未来まで残るかはわからないが、どんどん沼を掘っていくのだ。

 遠い未来に、今現在の言語が古語になる頃、インターネットの残骸から掘り出した我々のつぶやきを、ヒエログリフを解読するように翻訳した未来人たちは、驚嘆するに違いない。
「ここまで古代人が熱く語る『〇〇』とは、どんな作品だったんだ。知りたい!」と。未来人だって沼に引きずり込めるかもしれない。
 源氏物語だって現代の知識人たちに知られているではないか。私たちの愛する漫画が、小説が、映画が、他にもドラマやアニメだって、未来の知識人たちに一目置かれる作品になるかもしれないのだ。
 これは語るしかないだろう。

 この記事を読んで、あなたの愛するコンテンツが脳裏をよぎったのなら、ぜひご検討いただければと思っている。
 私も自分の愛する作品についていつかまとめ、書いていこうと思っているところだ。まとまった時間ができたら、ぜひ実行したい。
 誰か一人の語りでも、未来人に解読されることを私は切に願っている。

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