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久しぶりに楽器を吹くときに起こっていること

こんにちは♬
昨日はビッグバンドのリハの日だったのですが、すっかり忘れていて←
息子2のお世話を実家に頼むのを忘れてしまっていたため、息子2が私のリハに付き添ってくれました笑

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Switch持参ですが笑

全く音楽に興味がない息子2、大音量にもかかわらずひたすらゲームに邁進しておりました。。。

私が子連れで現場に行くのは結構レアなんですが笑
息子2は割とほったらかしでも自分でトイレ見つけたり時間潰せる子なのでまあ助かるっちゃ助かります。。。


そうそう、今週冬休みというか、たまたまなんですけど1週間まるっと外出する仕事がなかったので(とはいえやることは山積みだったんでそれを片付けてたんですけど)、うっかり楽器を練習してなかったんですよ。

でも、せっかくそういう機会があったのでここぞとばかり、ちょっとした実験をしてみました。

というのも、多分週に1回しか楽器を吹かない方とか、忙しくて楽器を練習できなかったとか、試験休みで1週間楽器を吹かなかったとか、結構あると思うんですよ。

自分にそういう機会がなかなかないので、今がチャンス!とばかり(笑)に、
「久しぶりに楽器を吹く時に何が起こっているか」
というのを観察することにしたんです。

よく、
「1日練習しないと3日遅れる」
と言いますが、
勿論毎日練習するに越したことはないんですが、1日練習できない時って有ると思うんですよ。

大学生の時ですら毎日練習できる環境にあったけど、日曜日は大学が閉まっているし、寮の練習室もピアノの子でいっぱいだし、練習できない日もありました。
毎日練習しなきゃと思って、日曜日に空いている大学に入って練習したりすることもありましたが、どうにも私は昔から「まるっと吹かない日」っていうのがたまにないと頭がパンクするんですよ。
体調が悪くなっちゃうんです。

今は毎日吹いても全然平気なんですけどね笑
考えすぎだったんだと思います。


本題に戻りますけど、そうやって数日間吹けなかった時に起こり得る事として、以下のことが挙げられます。

・久しぶりで唇が思ったように振動しない
・すぐにバテる
・うまく音が出なくて力が入ってしまう
・唇の感じがなんか変
・口の周りの筋肉の衰えを感じる

などなど。。。

以前にも書きましたが、トランペットという楽器は
・今から吹く音がわかる
・今から動かす指がわかる
・今からどうやって息を入れるかがわかる
・今からどうやって舌を動かすかわかる
・今からどういうフォームでいれば唇が振動するかがわかる
という条件が揃っていれば、おおよそバテない楽器なのです。

つまり、今からやることを頭の中で把握していればバテないのですが、
予想外のことが起こるとバテに繋がります。
予想外のことが起こることで、フォームが崩れたり息の入れ方が変わってしまったりするためです。

で、久しぶりに楽器を吹くと、思ったように唇が振動しません。
それはもちろん使っていなかった部分ですから、うまく動かないのは当然のことです。

ただし、その時点で慌てて今までやってきたことを崩してしまうと、バランスが崩れてしまいます。

そもそも、マウスピースに唇を当てた時点でも違和感を感じるかもしれません。

でも、そこで無理やり音を出そうとしてしまうと元の木阿弥です。

さて、昨日の私の状態を観察したところ、ポイントは「出しやすい音域の吹き方」にあるのかなっと思いました。特に低音。真ん中のソより下の音です。

「いつも出るはずの音」がうまく出ないと、それをカバーしようとしてフォームが崩れます。
特にたくさん振動する低音に行けば行くほど、フォームを崩しがちです。
昨日自分が吹いた感じだと、ド〜ソの間が、うまく出ないと自然に「開いた」状態を作って音を出そうとしてるなあというのを感じました。

たくさん息を入れれば入れるほど振動しないんですよ。これが。

だから余計振動させようとして唇を緩めてしまう。
そうすると、ある程度高い音になった時に逆に締めてしまうので、フォームがガタガタに崩れるのです。

そこを少し我慢して、「いつものフォーム」を維持したまま、少ない空気で振動するまで待ってあげる感じが良いのかな〜って思いました。


最近はこういうことが考えられるので何日空いてもすぐに吹けるのですが、つい数年前まではこれができなかったんです。
久しぶりに吹くと、すぐにバテる。音が出なくなる。そんなことがしょっちゅうありました。

昨日はきちんと観察しながら、うまく振動しないところもそのまま乗り切っているうちに、1〜2時間ほどすると全くもって元通りに吹けるようになりました。何の違和感もなしです。


観察してみてわかったことは、とにかく低音のフォームにあるんだなと。
振動が少ないチューニングのB♭より上は割と頑張らなくてもいいけれど、振動がたくさんする低音は少し注意をしながらいくつかのエクササイズをしていくといいのかなっと感じました。


どんなエクササイズが良いのか、またちょっと研究してみますね。

ではまた。ばいば〜い!

トランペット奏者、作編曲家の岩田恵子と申します。 お仕事の話やトランペットの奏法などについて色々と発信していきます♬