唇は通過点だ
こんにちは♬
今日は朝から保育園児と戯れるお仕事(保育園音楽教室)で手作り楽器を作ってきました〜。
作ってるときの子どもたちの何気ない会話が面白くて好きです笑
あ、ちなみに今日の話はトランペットの話です笑
ヘッダー画像とタイトルで釣られた方はすみません。
「トランペットをはじめとする金管楽器は、唇を振動させて音を出します」
↑これはわかりやすく説明するために使う文章で、実際はどうかというと、
「トランペットをはじめとする金管楽器は、空気を流すことで唇が振動して音が出ています。」
が正解。
この違いがわかりますか?
振動は、「自ら作り出すもの」ではなく、
「空気(息)が通過することで(勝手に)振動するもの」
なのです。
なので、必然的に「効率よく振動するためのフォーム」が必要になります。
フォームの話はまた別の機会にするとして、
よく生徒さんたちで見かけるのは「振動を自分で作り出している」タイプです。
何度も言いますが、振動は空気が流れることで勝手に発生します。
唇が起点となって音を出しているのではなく、
唇が通過点となって音が出ているんです。
「わかってるけど、そうもいかないんだよ〜」
と思われると思います。
でも、そこは勇気を持って(笑)
何の音を出すにしても、この感覚を持つことがトランペットをより効率的に吹けるようになる近道なのです。
音の高さの違いは、簡単に言うと「息のスピード」です。
厳密に言うとちょっと違うのですが、まあおおよそスピードです。
唇は駅のホームで、
息は新幹線。
こだまがゆっくり通るのか、
ひかりがそこそこの速さで通るのか、
のぞみが超特急で通り過ぎるのか。
どんなスピードの新幹線が通っても、駅のホームは動かないのです。
そんなイメージで息を通してみると、音の高さの違いが出ると思います。
(しつこいようですが厳密に言うとちょっと違うんですけどね)
唇は、あくまで通過点です。
これを忘れずに練習してみてくださいね。
ではまた。ばいば〜い!
トランペット奏者、作編曲家の岩田恵子と申します。 お仕事の話やトランペットの奏法などについて色々と発信していきます♬