自分の体に身を任せる

先日、えらい目にあった時の経験から備忘録的に書く。
やったことの内容的には、これに近いかもです。


今週の頭に急性胃腸炎を起こして、ぶっ倒れていた。
嘔吐と下痢を繰り返し、なんなら吐きながら漏れ出たりしていた。
当たり前だが辛く苦しく、瞬間的なキツさでいえばコロナにかかった時よりも酷い有様であった。
何も食べられるような状態ではなく、何を飲んでも体から抜け落ちていく感覚にビビっていたのだが、あまりに出過ぎてある瞬間を境に「なるようになれ」と思えるようになり、そこからは焦らずに「なるようになる」ことを心がけ寝ていた。

「なるようになる」とは、自分の意志で嘔吐を止めるのではなく、自分の体にとって必要なだけ吐かせきってしまおうということであるが、不思議なことに、よし!何時でも吐いていいぞ!という心持ちになると、吐くのが楽しくなり、かつ回数も落ち着いていくのであった。
一刻も早く吐いたり下痢を止めるために、ここで下手に薬を飲んだ日には悪化していただろうことは想像に難くない。

この感覚は、人生で何度も経験があることで、大抵のことは結果に焦って動き回るよりも、流れに身を任せたほうが良いというのが、健康面にも生かされるという発見があったので、今回の体調不良は有意義だったのではないかと、自分では思う。
今回の流れを作っているのは、自分の体だったので読み取りやすかったというのもある。

そんなこんなで3日もすれば完璧に元の体調に戻り、今では揚げ物やラーメンなども問題なく食べれているのだが、なんとなく喉が渇く頻度が多い気がするので、それもやはり体の欲するまま、飲むようにしている。
人の体は、意外と賢いのかもしれない。

有事の際に思ったことが、自分の中で普段から思っていることを生かされていた。習慣というのはつくづく大事だなと思った次第。
この文章を書いているのは風呂上がりで、下着姿だったのだが、冷えてきたので服を着た。
現代日本に住む人間はどうしても問題の解決どころか、先に潰しておくという習性があるので、暖房をめちゃくちゃつけようみたいな解決に行きがちだが、意外と寒くなったから服を着る、熱くなったから脱ぐ、みたいなことを繰り返すほうが、尺度としての「気温」みたいなものよりも、今の自分の体調にはあっている行動なのかもしれないなと思ったりもする。
あと、僕が最近全然文章書いてないのも、流れに身を任せた結果です。
皆さん、流れに身を任せていきましょう。


#エッセイ #健康 #三十路

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