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【書評に出た本】2022年7月

7月は『日本のキャリア形成と労使関係——調査の労働経済学』(梅崎修 著)が2022年度日本労務学会賞 学術賞を受賞しました。(受賞に関する記事はこちら
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そのほか、7月に書評掲載された本を紹介します。

■渡辺 林治【編著】/篠原 欣貴・薩佐 恭平【著】『小売業の実践SDGs経営』

企業と地域・社会が共に長く発展するための「SDGs 経営」について、独自に収集した企業データを基に、小売業でのSDGs の取り組みが企業の競争力にどう結び付くかを分析!

『日刊工業新聞』2022年7月21日「話題の本」で本書が紹介されました。
『日刊ゲンダイデジタル』2022年7月21日「ポストコロナの道標 SDGs本」で本書が紹介されました。本文はこちらから
『ダイヤモンド・チェーンストア』2022年7月1日号で本書が紹介されました。

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■太田奈名子【著】『占領期ラジオ放送と「マイクの開放」——支配を生む声、人間を生む肉声』

「人間宣言」をしたのは誰だったのか?
GHQの指導のもと制作されたラジオ番組『真相はこうだ』『真相箱』『質問箱』『街頭録音』を分析し、アメリカの占領政策と「ウォー・ギルト」、そして戦後日本の民主化の内実を問いなおす。

『図書新聞』2022年7月16日(第3551号)に書評が掲載されました。評者は、丸山友美氏(福山大学人間文化学部講師)です。

↓本書に登場するラジオ番組の音声および動画をデジタルアーカイブとして紹介しています。

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■マーシ・ショア【著】池田 年穂【訳】岡部 芳彦【解説】『ウクライナの夜——革命と侵攻の現代史』

ウクライナとEUとの連合協定への署名を拒んだヤヌコーヴィチ政権を倒したマイダン革命、そこにつけこんだロシアによるクリミア併合、ロシアを後ろ盾とする反政府の分離主義武装勢力とウクライナ政府軍とのドンバス紛争へと続く事態を、大文字の歴史に、多様なウクライナ社会の証言者たちの声を
織り交ぜながら立体的に描き出す。“生の声” によるウクライナ現代史。

『週刊東洋経済』2022年7月23日号(p.84)「ブックレビュー」に書評が掲載されました。評者は船津靖氏(広島修道大学教授)です。本文はこちら(全文は会員のみです)

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■河野 龍太郎【著】『成長の臨界——「飽和資本主義」はどこへ向かうのか』

ローマクラブの『成長の限界』から50年、世界経済は新たな局面に突入している。地球風船は永遠の繁栄が続くという幻想を極限まで膨らませ、いつ破裂してもおかしくない緊張の中を漂っている。現状はもはや維持できないのか? 新しい秩序はどう形成されるのか? 著名エコノミストが経済・金融の視点からのみならず、政治学・歴史学・心理学などの知見も交えて現況を怜悧に分析し、迫り来る次の世界を展望する、読み応え十分の一書!

『週刊エコノミスト』2022年7月26日号(p.80~p.81)「異次元緩和を問う・独立性が逆説的に支える財政拡張」で、本書が紹介されました。本文はこちら
『月刊 資本市場』2022年7月号(No.443)(p.80~p.81)「新刊インタビュー」に著者のインタビュー記事が掲載されました。

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■大尾 侑子【著】『地下出版のメディア史——エロ・グロ、珍書屋、教養主義』

近代日本の誇る教養主義の「裏通り」を一望する!

軟派出版の世界で、道楽知識人たちは国家権力と戯れ、一大文化空間を築いた――
「低俗」出版文化の歴史と「書物」「エロ」への欲望を可視化する意欲作。

『日刊ゲンダイDIGITAL』2022年7月23日「本の森」で本書が紹介されました。本文はこちら
『週刊読書人』2022年7月15日号「2022年上半期の収穫から」石原千秋氏、植村八潮氏、成田龍一氏より、本書が推薦されました。

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■川端康雄【著】『オーウェル『一九八四年』——ディストピアを生き抜くために』

全体主義国家によって分割統治された近未来世界を描く、世界的ベストセラー『一九八四年』。
ビッグ・ブラザーが支配する徹底した監視・管理社会で、独り闘争をしかける、我らが主人公、ウィンストン・スミス。
「ポスト真実」の時代を先取りしたディストピアに、希望はあるのか。

『図書新聞』 2022年7月30日(第3553号、1&8面)に「『一九八四年』は「古典」か――神話化されたオーウェル像から離れ、そのエクリチュールを読み解く」と題して、著者の川端康雄氏と秦邦生氏の対談が掲載されました。

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#読書 #書評 #慶應義塾大学出版会 #新聞書評 #書評紙

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